Chapter 04無料公開

Ruby on Rails の開発をはじめる

北山淳也
北山淳也
2020.10.02に更新

Ruby on Rails のプロジェクトを開始する

では早速 Ruby on Rails の新規プロジェクトを作ってみましょう。

まず、PaizaCloud の左端にある「ターミナル」ボタンをクリックします。

ターミナルとは、いわゆる「例の黒い画面」ですね。
CUI(character user interface) や CLI(command line interface) と呼ばれるもので、
今日のウェブブラウザやアプリケーションで採用されているGUI(graphical user interface) とは異なり
コマンドと呼ばれる文字列を使って様々な操作をするための画面です。

ターミナルがポップアップウインドウで開くので、おもむろに

rails new myapp --database=mysql

と入力しEnterキー入力。
なお、この「myapp」は好きなプロジェクト名を付けてもらってもOKです。
すると、何やら色々文字が流れていきますね…… これが、新しいRailsアプリケーションが作られているログになります。別段目で追いかける必要はありません。

ターミナル上では基本的に
<コマンド><半角スペース><オプション><半角スペース><オプション>... の形式でコマンドを実行します。

rails new とは新しいRailsアプリケーションを作成するコマンドで、
rails new <アプリ名><アプリ名> と付けた名前のディレクトリを作成したのち
そのディレクトリ配下に新しいRailsアプリケーションが展開されます。
--database=mysql という追加オプションは MySQL をデータベースとして
新しいRailsアプリケーションを作成するというオプションです。
詳しくは
rails new - Railsガイド などを参考にしてみいてください。

さて、上記コマンドを実行して少し待っているとこのような画面になりますね。

おめでとうございます!
新しいRailsアプリケーション myapp が生成されました。
左側のホームディレクトリエクスプローラーにも myapp ができていることが確認できるはずです。

※ myapp 配下のファイルが表示されていない時は myapp 左の ▶︎ をクリックで表示されます。

プロジェクトのデータベースを初期化する

次は新しく作ったRailsアプリーケーションのデータベースを初期化して
アプリケーションとして動作できる状態に持っていきます。

その前にターミナルの話をまた少しだけしておきますね。
上記コマンドが終わった後、下記のような表示になっています。

Webpacker successfully installed 🎉 🍰
~$

ここで次は pwd と入力しEnterしてみましょう。
以下のように表示されるはずです。

Webpacker successfully installed 🎉 🍰
~$ pwd
/home/ubuntu
~$

pwd とは今このターミナルでみているディレクトリ(=カレントディレクトリ)の位置を表示するコマンドです。
左側のホームディレクトリエクスプローラーと同じ /home/ubuntu/ と表示されていますね。
ここから、まずは作成した myapp ディレクトリ配下に移動する必要があります。
ディレクトリを移動するコマンドは cd なので cd myapp と入力しEnterです。

Webpacker successfully installed 🎉 🍰
~$ pwd
/home/ubuntu
~$ cd myapp
~/myapp$ 

これで myapp のディレクトリに移動することができました。
では、myapp のデータベースを初期化しましょう。
Ruby on Rails では rails db<オプション> コマンドでデータベースを操作することができます。
では、 rails db:create を入力し、Enter。

~/myapp$ rails db:create
Created database 'myapp_development'
Created database 'myapp_test'
~/myapp$

上記のような表示が出れば成功です。
おめでとうございます! myapp のデーターベース初期化に成功し、
Railsアプリケーションを立ち上げるための準備が整いました。

Railsアプリケーションを起動する

それでは早速、作成した myapp を起動してみましょう。
rails server と入力しEnter。

~/myapp$ rails server
=> Booting Puma
=> Rails 6.0.3.3 application starting in development
=> Run `rails server --help` for more startup options
Puma starting in single mode...
* Version 4.3.6 (ruby 2.7.0-p0), codename: Mysterious Traveller
* Min threads: 5, max threads: 5
* Environment: development
* Listening on tcp://127.0.0.1:3000
Use Ctrl-C to stop

何やら英語でずらずら出てきましたが、よく読んでみればそんなに難しいことは書いてないです。
注目すべきポイントは3こです。

  • Run `rails server --help` for more startup options
    • rails server --help とコマンドを打てば他のオプションも確認できるよ
  • Listening on tcp://127.0.0.1:3000
    • 3000番ポートで待ち受けしてるよ
  • Use Ctrl-C to stop
    • Ctrlキーを押しながら C を押すことでサーバーが止まるよ

ターミナルが上記表示になると、
左側のターミナルボタンなどがあったところのメニューに 🌍 3000 というボタンが出現したはずです。

クリックしてみましょう。

おめでとうございます!
Railsアプリケーションのサーバーが立ち上がりました!!

PaizaCloudを使うことで、ここまで1時間もかからずに来れたはずです。
何も知識がない状態からやろうとすると、自分のPCでは環境依存の問題にぶつかったりして
なかなかここまで来れなかったりしますから、これは便利ですね。

それでは、次はこの myapp に機能を追加していきましょう!


追記:
PaizaCloud 上で動作させるRailsサーバーは少し特殊です。
この辺りは Ruby on Rails入門 - はじめてのRuby on Railsチュートリアル - Paiza開発日誌 でも以下のように解説されていますので頭の片隅に入れておいてください


追記2:
ここまで読んでくださった方
「あれ?最初に使った 🌍 80 はいつ使うんだ?」と気になった方もいるかもしれません。
🌍 80 は Ubuntu を立ち上げた時に初期待ち受けポートとして開いておいたものになりますので
本書ではもう出てきません。上記「追記」にて80番ポートの話も出ていますので
気になる方は別途調べてみてください。