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Kaigi on Rails 2023 参加記録

2023/11/27に公開

2023 年 10 月 27 日、28 日に開催された Kaigi on Rails 2023 に参加してきました。
時間が経ってしまいましたが、個人的に印象に残った発表についてと、カンファレンスに参加した感想を書いていきます。

1 日目

1 日目はオンライン参加で基調講演と発表を 1 つ聴きました。
オンラインで参加できるのありがたい!

Exceptional Rails by Shinichi Maeshima

Rails アプリにおける例外との付き合い方についての発表でした。
https://speakerdeck.com/willnet/exceptional-rails

発表の中でも特に rescue をいつどのように使うべきか、についての考え方が参考になりました。
なるべく早く rescue して、なるべく具体的に例外を指定する、のはあまり意識できてなかったなと。
業務とかだとキャッチした例外をログに出力したり、Slack に通知を飛ばしたりすることが多いので、正確な情報を把握するためにも意識する必要があると感じました!

@jnchito さんのスライドでも同じような内容が書かれていました。
不用意な例外処理は避けねば。
https://speakerdeck.com/jnchito/number-rubykansai-2018-01-13?slide=53

あと、最近単体テストの勉強をする中でアンチパターンの一つとして、対象の関数外で例外をキャッチすることが事例として挙げられていたのを思い出しました。

発表で紹介されていた本も面白そうだったのでリンク貼っておきます。
https://pragprog.com/titles/ager/exceptional-ruby/

2 日目

2 日目はオフラインで参加しました。
印象深かった発表について紹介しいきます。

管理機能アーキテクチャパターンの考察と実践 by ohbarye

管理画面のアーキテクチャについての発表でした。
https://speakerdeck.com/ohbarye/learn-architecture-through-admin

業務で触っているサービスにも管理画面があり、同じ課題感があったので発表を聴きました。
特にドメインの観点で Backend の構成を考えた時に、エンドユーザー向けの機能と分ける必要があるのか、といった点が自分自身やりたかったことの言語化がされていて興味深かったです。

自分も管理画面のあるサービスの開発を行っていますが、ドメインはエンドユーザー向けの機能と管理画面で共通のものが多いため、ある程度までサービスがスケールすれば分けておくとデメリットの方が大きくなってくるのでと考えています。
統一するにあたってどのように境界を分けるかといった問題はありますが、発表の中では namespace を使う方法を採用しているとのことでした。
この辺り自分でもベストプラクティスが見えていないので、PackwerkRails Engine など自分で触ってみることにします!

こちらも発表で紹介されていた本も面白そうだったのでリンク貼っておきます。
https://leanpub.com/package-based-rails-applications

自分の道具を自作してつくる喜びを体感しよう、Rails で。 〜4 年続いた Podcast を実例に〜 by mktakuya

普段よく聞いている「ゆるふわ Podcast」の中の人の発表でした。
https://speakerdeck.com/mktakuya/kaigi-on-rails-2023

発表を聞いて自分も何か個人開発をしてみようというモチベーションが上がりました。
業務内で触れる技術は限られており、一定の制限もあるので、自由に開発できる環境はやはり大切だなと。
Podcast の中でも触れられていた記憶がありますが、何年も継続できていることが本当にすごい。
刺激をもらいました!

さいごに

カンファレンスの終わりには懇親会があり、そちらも参加しました。
知らない人と会話すること自体久々でしたが、Rails という共通点があるので話かけやすく、また、他社の状況など聞くことができて参考になりました。
発表者の方が一目でわかるような工夫もされており、発表を聞いて疑問に思っていたことを教えていただき参考になりました。
自社のことを誰も知らなかったのは少し寂しかったので、自社の知名度を上げるような動きもやっていきたいです。

全体を通じて基調講演や発表も面白く、参加して良かったと思えるカンファレンスでした。
運営の方や発表された方に感謝!!

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