UnmanagedDiskをManagedDiskに変換する

2023/02/08に公開

1.はじめに

2025年9月30日にUnmanagedDiskのサポートが終了します。
今後対応する予定があり、どの程度の時間でできるものなのか、
ダウンタイムはどの程度なのか等が気になったため、検証を行いました。

2.事前準備

# 設定項目 VM1台目設定値 VM2台目設定値
1 VM名 test_Azure_VM01 test_Azure_VM02
2 OSディスクサイズ Standard_DS1_v2(127GB) Standard_DS1_v2(127GB)
3 データディスクサイズ 10GB なし
4 IPアドレス 10.0.0.4 10.0.0.5
5 用途 移行テスト用 監視用

・test_Azure_VM01(以降「VM01」と記載します。)のディスクの状態は以下の通りです。

・test_Azure_VM02(以降「VM02」と記載します。)からVM01に対して、Pingを打ち続けてダウンタイムを計測します。

3.検証結果

・Powershellを起動し、以下のコマンドを実行します。

#対象のVMが存在するAzure環境へログインします。
Connect-AzAccount

#仮想マシンを停止し、割り当てを解除します。
$rgName = "test_Azure_RG"
$vmName = "test_Azure_VM01"
Stop-AzVM -ResourceGroupName $rgName -Name $vmName -Force

#OSディスク及びデータディスクを変換し、仮想マシンを起動します。
ConvertTo-AzVMManagedDisk -ResourceGroupName $rgName -VMName $vmName

・完了までにかかった時間は、55秒と思っていた早く終わりました。

・VM01に接続をしてディスクを確認してみましたが、初期化等もされておらず特に問題ありません。
・AzurePortalを確認しました。「ディスク」のリソースが増えています。
 また、元のVHDファイルは削除されませんので、不要であれば削除しましょう。

・ちなみにCドライブの空き容量をおよそ半分の50GB程度に変更後、実行した結果は79秒でした。
 データディスクを使用して大容量で試してみたいところですが、
予算もあるので今後の検討とします。

4.おわりに

ManagedDiskへの移行はそれほど時間がかからずに完了しました。
以下については今後追加で確認をしたいと思います。
・ManagedDiskが大量にある場合、並列実行できるのか。
・可用性セットが設定されている仮想マシンに対しての実行。

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