UnmanagedDiskをManagedDiskに変換する
1.はじめに
2025年9月30日にUnmanagedDiskのサポートが終了します。
今後対応する予定があり、どの程度の時間でできるものなのか、
ダウンタイムはどの程度なのか等が気になったため、検証を行いました。
2.事前準備
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手順について
以下の2ステップで完了します。今回はPowershellで実行していきます。1.対象のVMの停止
2.「Azure portal」または「Powershell」で移行処理を実施
Windows 仮想マシンをアンマネージド ディスクからマネージド ディスクに移行する
※移行前の注意事項を確認しましょう。 -
検証用環境について
以下テスト用の仮想マシンを2台を用意しました。
# | 設定項目 | VM1台目設定値 | VM2台目設定値 |
---|---|---|---|
1 | VM名 | test_Azure_VM01 | test_Azure_VM02 |
2 | OSディスクサイズ | Standard_DS1_v2(127GB) | Standard_DS1_v2(127GB) |
3 | データディスクサイズ | 10GB | なし |
4 | IPアドレス | 10.0.0.4 | 10.0.0.5 |
5 | 用途 | 移行テスト用 | 監視用 |
・test_Azure_VM01(以降「VM01」と記載します。)のディスクの状態は以下の通りです。
・test_Azure_VM02(以降「VM02」と記載します。)からVM01に対して、Pingを打ち続けてダウンタイムを計測します。
3.検証結果
・Powershellを起動し、以下のコマンドを実行します。
#対象のVMが存在するAzure環境へログインします。
Connect-AzAccount
#仮想マシンを停止し、割り当てを解除します。
$rgName = "test_Azure_RG"
$vmName = "test_Azure_VM01"
Stop-AzVM -ResourceGroupName $rgName -Name $vmName -Force
#OSディスク及びデータディスクを変換し、仮想マシンを起動します。
ConvertTo-AzVMManagedDisk -ResourceGroupName $rgName -VMName $vmName
・完了までにかかった時間は、55秒と思っていた早く終わりました。
・VM01に接続をしてディスクを確認してみましたが、初期化等もされておらず特に問題ありません。
・AzurePortalを確認しました。「ディスク」のリソースが増えています。
また、元のVHDファイルは削除されませんので、不要であれば削除しましょう。
・ちなみにCドライブの空き容量をおよそ半分の50GB程度に変更後、実行した結果は79秒でした。
データディスクを使用して大容量で試してみたいところですが、
予算もあるので今後の検討とします。
4.おわりに
ManagedDiskへの移行はそれほど時間がかからずに完了しました。
以下については今後追加で確認をしたいと思います。
・ManagedDiskが大量にある場合、並列実行できるのか。
・可用性セットが設定されている仮想マシンに対しての実行。
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