東京大学に入学したらまずやっておきたいWeb・ソフトウェアの設定
はじめに
東京大学の新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
この記事では、東京大学に入学したらまずやっておきたいWeb・ソフトウェアの設定についてまとめます。
1. UTokyo Account
まずは全ての基盤となるUTokyo Accountです。新入生ガイダンスで説明されるので既にご存知とは思いますが、念のため挙げておきます。
主に以下のシステムがUTokyo Accountで利用可能です。
- UTAS(履修登録、掲示板など)
- ITC-LMS(出席送信、講義資料のダウンロード、レポート提出など)
- 教育用計算機システムECCS(JK棟[1]や図書館にあるiMac)
- Zoom(オンライン授業が開かれるWeb会議システム)
UTokyo AccountのIDは共通IDといい、学生証右下の10桁の数字と一致しています。
2. ECCSクラウドメール
ECCSクラウドメールは、東大から提供される所謂Googleアカウントです。
利用可能なサービス
- Gmail(電子メール)
研究室・ゼミに配属されるまでは、大学のメールアドレスといったらこれくらい。 - Googleドライブ(オンラインストレージ)
容量無制限(⁉︎)でファイルを保存できる。 - Googleカレンダー
計画的に勉強・研究したり、予定を共有したりできる。 - Google Keep
研究について思いついたアイデアなど、メモを保存できる。
など、多くのGoogleサービスが利用可能です。
Gmail、Googleドライブ、Googleフォトで保管できるデータのストレージ容量は、基本的に無制限となっているはずです。有効に活用していきましょう。使用状況はこちらのページから確認できます。
メールアドレスの変更
メールアドレスはデフォルトで
{苗字}-{名前}{3桁の数字}@g.ecc.u-tokyo.ac.jp
となっているはずです(ECCS利用者メニューから確認可能)。しかし、これでは長いし最後の3桁の数字が意味不明なので、使い始める前に{苗字}@g.ecc.u-tokyo.ac.jp
くらいシンプルなものに変更しておきましょう。ECCS利用者メニューから変更できます。
Googleへのログイン
Gmailに先程のメールアドレスを入力します。パスワードはECCS利用者メニューで設定したものです。
なお、ECCSクラウドメールのメールアドレスは{共通ID}@g.ecc.u-tokyo.ac.jp
というエイリアス(別名)がありますが、これをGoogleのログイン画面に入力してもログインできないので注意してください。
3. UTokyo Microsoft License
東大が包括的に契約しているため、学生は無料でMicrosoft Officeを利用できます。
利用可能な製品
Office 365 Proplusを利用できます。具体的には
- Word(文書作成)
- Excel(表計算)
- PowerPoint(プレゼンテーション)
- OneNote(メモ)
- OneDrive(オンラインストレージ)
ストレージ容量は1TB?
使い方
Office 365にログインしてください。
IDは{共通ID}@utac.u-tokyo.ac.jp
で、パスワードはUTokyo Accountと共通です。
(4. Microsoftアカウント)
UTokyo Microsoft Licenseで使用する{共通ID}@utac.u-tokyo.ac.jp
というメールアドレスは学校アカウントといい、Windows 10やTeamsなどのログインに利用することができません。そこで、研究室で貸してもらったPCのWindows 10にログインできるように、また共同研究先とのミーティングでTeamsにログインできるように、ECCSクラウドメールのメールアドレスでMicrosoftアカウントを作成しておくことをおすすめします。
実は、u-tokyo.ac.jp
ドメインのメールアドレスでMicrosoftアカウントを作成すると、Office 365 Educationの対象になり無償でOfficeを利用できます。しかし、大学側はOffice 365 Educationの利用を推奨していないので、UTokyo Microsoft Licenseで利用できるものをOffice 365 Educationで利用するのは控えましょう。
おわりに
以上、東京大学に入学したらまずやっておきたいWeb・ソフトの設定についてまとめました。
要するにGoogleとMicrosoftのアカウントを設定しましょう。
大学生の特権を利用して、Web・ソフトウェア以外にも国立博物館・美術館で無料鑑賞するなど、充実したキャンパスライフを送りましょう!
参考文献
-
駒場キャンパスにある情報教育棟のこと ↩︎
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