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URPプロジェクトの設定ファイルを理解する

2023/06/08に公開

はじめに

こういう人向け

  • Unity 2022.3 以降 (たぶん 2022.2 でもいける)
  • URP 初心者 (URP 14 だけど 12, 13 でもいけると思う)
  • スマホやXRデバイスなどのミドル・ローレベルのスペックの端末が主戦場

前提

3D(URP) のテンプレート を選んで新規にプロジェクトを作ったら、 Scriptable Object が沢山あった

  • 上図のファイルの大半は Universal Render Pipeline Asset
  • 末尾が "_ForwardRenderer" のファイルは Universal Render PipelineAsset Renderer
  • ファイル名 "SampleSceneProfile" は Volume Profile
  • 上図とは別に Assets ディレクトリ直下に Universal Render Pipeline GlobalSettings のファイルがあった

これらが何であるかを理解したい

参考記事

https://note.com/info_/n/nc3e4e61bb49f

https://note.com/npaka/n/n4f102e95a74c

Universal Render Pipeline Global Settings

役割

いまのところは設定を弄ることはなさそう

次のことをする時に必要だってことを頭の片隅に置いておこう

  • ライトレイヤーの名前の変更
  • ビルド時にシェーダーバリアントをどう除去するか

https://docs.unity3d.com/Packages/com.unity.render-pipelines.universal@14.0/manual/urp-global-settings.html

新規作成の手順

Assets > Create > Rendering > URP Global Settings Asset

プロジェクトへの設定方法

Edit > Project Settings > Graphics > URP Global Settings

最上部のファイル参照窓に対象のファイルをあてる

Universal Render Pipeline Asset

役割

グラフィック機能と品質設定を管理する

  • レンダリングパイプライン
  • HDRやアンリエイリアス
  • ライトや影
  • 他にも色々

新規作成の手順

Assets > Create > Rendering > URP Asset (with Universal Renderer)

Universal Render PipelineAsset Renderer も同時に作られる

新規で作った場合は HDR が有効だったりと高品質な設定になっているので注意

テンプレートから作ったプロジェクトだとデフォルトでいくつか URP Asset が作られている

  • 一番処理が軽そうなのは URP-Performant.asset
  • 無難なところは Balanced_PipelineAsset.asset

どれかを Duplicate してから こちらの記事 を参考にしてパラメータ調整するといい

プロジェクトへの設定方法

2箇所設定する

Edit > Project Settings > Graphics

Scriptable Render Pipeline Settings に対象のファイルをあてる

Edit > Project Settings > Quality

ターゲットのプラットフォームを選択、
Render Pipeline Asset に対象のファイルをあてる

Volume Profile

役割

ポストエフェクトを行う場合に作る

インスペクタの Add Override ボタンを押下して掛けたいエフェクトを足していく

テンプレートから作ったプロジェクトならデフォルトで SampleSceneProfile が存在しているがポストエフェクトをするつもりがないなら不要

新規作成の手順

Assets > Create > Volume Profile

シーンへの設定方法

シーンヒエラルキーで行う

  1. Volume > Global Volume で新規 Game Object を作成
  2. 作った Game Object のインスペクタの Profile に対象のファイルをあてる

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