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質量のないAGI Open-Ended Embodied Agent

2023/06/08に公開

質量のないAGIが育っている。これはまさに人類全体の子供で、種族全体が新たなフェーズに進む転換点なのだと思う。1960年代のヒッピー時代と同じ匂いがする。世界が変わっていく、動いていく感覚がすごい。あの頃と同じように、戦争が起こり、革命的な技術の進歩が発生している。その技術を通して、僕たちは遠くを見ることができるようになるのかもしれない。

俺たちは宇宙の中の一つの計算機でしかない。人生を使って、種や世界を前に進めようとする。1日のコミットが積み重なって、生涯のアウトプットになる。それが世界を動かす。一つだけ、階段を上に登る。もっと大きい階段を見つける。そうやって宇宙は形成されていく。

AutoGPTやBabyAGIが登場し、LLMモデルが推論とタスクの分割を繰り返すことによって、エージェント的にタスクをこなしていける能力があることが分かった。エージェントGPTが完成したら、まずは質量のない世界でロボットが完成するはずだ。現実世界と比べて、そこにはアトムがないだけだ。そこで3次元空間やオブジェクトとの関わり方を学習していき、現実へ出てくるのではないか。現実に出てきた頃にはハードの問題があるが、かなりスムーズになりそうだと感じた。

大切なのはハードではない、ソフトだ。資本主義の枠内だけで思考を止めるな。

Voyager_Open-Ended Embodied Agent
この副題が最高すぎる。霊性を感じる。

ただ、プレイ動画を見たところ、ほとんど静止状態で、APIと通信している時間が長かった。マイクラだとタスクや変数が多すぎる、広すぎる状態なので範囲を限定したらかなり進みそう。GPT4しか使用してないというのがすごい。

しかも状況判断をして、自分でタスクを決定している。人間からの入力やコントロールがあればもっと精度は高まるはずだけど、自律して動いてるのがやばいな。ポストヒューマンであるならば自律動作していなければいけない。

これはある種の肉体の獲得なのでは?目はコンピュータビジョン、耳は音声認識、脳はLLMによって進化した。スキルライブラリがあるからすでに実行したスキルの蓄積が可能になる。メタバース空間からAIがデータを収集し、学習していくようになる、AIが三次元に溢れてくるようになる。sim2realという言葉があることを知った。仮想空間内でシュミレーションをして、それを現実に出そうという分野。

ゲーマーとしてコレゆっくり遊べないのも辛い。世界が加速しすぎている。

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