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ブラックボックステスト技法 JSTQB Foundation Level新シラバスのキーワード解説!
ブラックボックステスト技法は、ソフトウェアの内部構造や実装方法に依存せずに、仕様上の振る舞いを分析してテストケースを作成する手法です。以下はブラックボックステスト技法の一般的な方法とその説明です。
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同値分割法 (EP)
- データを同等に扱うパーティション(同値パーティション)に分割し、各パーティションから一つの値をテストします。パーティションからの任意の値が欠陥を検出した場合、そのパーティションの他の値でも欠陥が検出されると想定されます。
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境界値分析 (BVA)
- 同値パーティションの境界値を重点的にテストします。2値BVAは各境界値とその最も近い隣接値をテストし、3値BVAは境界値とその両方の隣接値をテストします。
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デシジョンテーブルテスト
- 条件とアクションの組み合わせを表形式で表し、その組み合わせが異なる結果を生み出すかどうかをテストします。デシジョンテーブルはビジネスルールや複雑なロジックをテストするのに効果的です。
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状態遷移テスト
- システムの状態と状態間の遷移をモデル化し、それに基づいてテストケースを作成します。遷移はイベントによって開始され、ガード条件によって制限されることがあります。
これらの技法は、ソフトウェアの仕様に基づいており、内部構造を知らなくても適用できます。ブラックボックステスト技法は、特にシステムの外部から見える振る舞いやユーザーインターフェースのテストに適しています。また、実装の変更があった場合でも、要求される振る舞いが変わらない限りテストケースは依然として有用です。
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