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テスト設計・リスクベースドテスト!JSTQBに沿ってアジャイル・スクラム・DevOpsにも応用できるQAの知識を解説します!
テスト設計 概要
テスト設計の段階では、テストシナリオやテスト条件の詳細を決定します。この過程で、期待される出力、結果、テストに使用するデータ、およびテストの実行条件を具体的に特定します。
テスト設計概要 60秒解説動画
テスト設計とリスクベースドテスト
テスト分析で明らかになったリスクをもとに、テストの優先順位を決めたり、リスクの高い部分には特に注意を払ってテストを実施します。逆に、リスクが低い部分に関しては、テストの効率や生産性を重視して設計を進めることが考慮されます。
テスト設計とリスクベースドテストの動画解説
リスクベースドテスト全体を説明している動画なので、ぜひ参考にしてください!
テスト設計のメリット
テスト設計の過程で、設計書や仕様の欠陥を発見することがしばしばあります。これにより、早期段階での欠陥修正が可能となり、製品の品質向上と生産性の向上に寄与します。
リスクベースドテストにおけるテスト設計の例
前提
優先的に設計するリスク
リスク分析の結果、以下の3つのリスクが評価として高く出ました。これらを優先的にテスト設計します。
- 1 不正確なデータの応答
- 3 認証・認可の失敗
- 5 セキュリティ侵害
詳細な解説の絞り込み
本記事では「1. 不正確なデータの応答のテスト設計」に絞って解説します。
1. 不正確なデータの応答のテスト設計
目的:
正確で完全なデータを返すことを確認する。
前提条件:
- テスト環境は本番環境と同様のデータと設定を持つこと。
テストケース
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基本的な正常系のテスト
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目的: 期待されるデータが表示されることを確認する。
- 画面にアクセスする。
- 応答データが正確で完全であることを確認する。
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目的: 期待されるデータが表示されることを確認する。
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データベースクエリの誤りに関するテスト
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目的: データベースからの取得時のクエリ誤りがないことを確認する。
- 異なるパラメータセットで画面を呼び出す。
- 各応答が予期されるデータを返していることを確認する。
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目的: データベースからの取得時のクエリ誤りがないことを確認する。
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データの不整合テスト
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目的: データが最新であること、またはデータ取得が正確であることを確認する。
- 画面にアクセスしてデータを取得する。
- データベースのデータを変更する。
- 再度画面にアクセスして、更新されたデータが正しく返されることを確認する。
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目的: データが最新であること、またはデータ取得が正確であることを確認する。
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データ変換のテスト
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目的: 内部のデータ形式から画面の応答形式への変換が正確であることを確認する。
- 特定のデータ形式(例: 日付、数値)を持つレコードを要求する。
- 応答データの該当の形式が正確に変換されて返されることを確認する。
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目的: 内部のデータ形式から画面の応答形式への変換が正確であることを確認する。
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