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SPICE(ISO 15504) JSTQB Advanced Levelテストマネージャ資格のキーワード解説!
SPICEの概要
ISO 15504、通称「SPICE(Software Process Improvement and Capability dEtermination)」は、ソフトウェアプロセスの評価と改善を支援するための国際標準です。
SPICEの60秒動画解説!
特徴と利用目的
- SPICEは、ソフトウェアのプロセスを評価・改善するためのモデルとして設計されています。
- CMMやCMMIと同様の目的で利用されます。
- ソフトウェアのプロセスを管理、制御、誘導、監視するために使用されます。
主な内容
- プロセス評価: ソフトウェア開発と関連するプロセスの性能と能力を評価するための方法論を提供。
- プロセス改善: 評価結果を基にしたプロセスの改善手法を定義。
評価モデル
- ISO 15504は、プロセスの能力レベルに基づいて評価を行う。この能力レベルは0から5までの6段階に分けられ、各レベルでの達成基準が定義されています。
SPICEにおける活動の概要
- 評価: ソフトウェアのプロセスや活動を評価します。
- 弱点の検出: 評価を基づいてプロセスの弱点や欠点を特定します。
- 弱点の改善: 弱点を特定した後、それを改善するための措置を講じます。
- 強みの継続: 強みを特定し、それを組織やチーム全体で継続的に適用します。
CMMI (Capability Maturity Model Integration)
CMMIは、組織のプロセスの成熟度を評価するためのモデルであり、組織の能力向上をサポートします。
主な内容
- 成熟度レベル: CMMIは、組織のプロセスの成熟度を5段階で評価します。
- 継続的改善: 評価結果を基にしたプロセスの改善を促進。
SPICEとCMMIの関連性
- 両者はソフトウェア開発と関連するプロセスの評価と改善を目的としています。
- ISO 15504は能力の評価に焦点を当てているのに対し、CMMIは成熟度の評価に焦点を当てています。
- ISO 15504の後続であるISO/IEC 33000シリーズとCMMIは、多くの国や組織でプロセス改善の指標として用いられています。
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