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ホワイトボックステスト JSTQB Foundation Level新シラバスのキーワード解説!
ホワイトボックステストとは?
ホワイトボックステスト(構造ベーステストとも呼ばれる)は、ソフトウェアの内部構造、設計、実装を考慮してテストを行う方法です。このテスト技法では、ソフトウェアのコード、アーキテクチャー、データフローなどの内部要素を直接分析してテストケースを導出します。
ホワイトボックステストの60秒動画解説!
目的
ホワイトボックステストの主な目的は、ソフトウェアの内部構造を十分にカバーすることにあります。これにより、欠陥の検出やコードの品質評価が可能になります。
主な技法
ステートメントテスト
- 目的: コード内の各実行可能なステートメントを少なくとも一度は通過させる。
- カバレッジ: ステートメントカバレッジは、テストによって通過したステートメントの割合を表します。100%のステートメントカバレッジは、コード内のすべてのステートメントがテストによって実行されたことを意味します。
ブランチテスト
- 目的: コード内のすべてのブランチ(条件分岐)を通過させる。
- カバレッジ: ブランチカバレッジは、テストによって通過したブランチの割合を表します。100%のブランチカバレッジは、すべての条件分岐がテストされたことを意味します。
価値
ホワイトボックステストは、仕様が不完全、曖昧、または古い場合でも、ソフトウェアの実装を直接検証することによって欠陥を検出するのに有効です。ただし、要件の欠落には対応できない可能性があります。また、ホワイトボックステストは、コードの信頼性を高めるための客観的なカバレッジデータを提供します。
使用状況
ホワイトボックステストは、コンポーネントテストやコンポーネント統合テストなどの低レベルテストでよく使われますが、APIテストなどの高レベルテストにも適用されることがあります。また、静的テストやドライランの際にも有用です。
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