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ホワイトボックステスト技法 JSTQB Foundation Level新シラバスのキーワード解説!
ホワイトボックステスト技法は、ソフトウェアの内部構造や処理の分析に基づいてテストケースを設計するアプローチです。この技法は、ソフトウェアの設計方法や実装に深く依存し、ソフトウェアの内部動作を詳細に理解する必要があります。主にコードレベルでのテストに用いられ、テストケースはソフトウェアの実装が完了した後に作成されます。
ホワイトボックステストには主に次の2つの技法があります。
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ステートメントテスト
- この技法では、コード内の各実行可能なステートメントが少なくとも一度は実行されるようにテストケースを設計します。
- ステートメントカバレッジは、テストによって通過したステートメントの数をコード内の実行可能なステートメントの総数で割って計算されます。
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ブランチテスト
- コード内の各ブランチ(制御フローの遷移)がテストケースによって通過されるように設計します。
- ブランチカバレッジは、通過したブランチの数を総ブランチ数で割って計算され、コード内のすべての条件分岐がテストされることを保証します。
ホワイトボックステストの主な価値は、仕様が不完全、古い、または曖昧であっても、ソフトウェアの欠陥を発見しやすくする点にあります。しかし、ソフトウェアが要件を実装していない場合、欠落を検出することは難しいです。
ホワイトボックステスト技法は静的テストにも使用でき、コードがまだ実行可能な状態にない場合のレビューにも適しています。この技法は、コードカバレッジを客観的に測定し、テストカバレッジを向上させ、コードの信頼性を高めるための重要な情報を提供します。ブラックボックステストとは異なり、ホワイトボックステストは実際のコードカバレッジを測定することができます。
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