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テスト技法 JSTQB Foundation Level新シラバスのキーワード解説!
「テスト技法」とは、ソフトウェアやシステムのテストを計画し、実施するための方法論やアプローチのことです。これには様々な種類があり、それぞれ異なる目的や特徴を持ちます。主なテスト技法には以下のようなものがあります。
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ブラックボックステスト技法
- この技法では、内部構造や実装には注目せず、外部から見た振る舞いに焦点を当てます。
- 具体的な技法には、同値分割法、境界値分析、デシジョンテーブルテスト、状態遷移テストなどがあります。
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ホワイトボックステスト技法
- 内部構造やコードに基づいてテストを行います。
- ステートメントカバレッジやブランチカバレッジなどがこのカテゴリに含まれます。
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経験ベースのテスト技法
- テスト担当者の経験や直感に依存し、形式的なテストケース設計にとらわれない自由度の高いアプローチです。
- エラー推測、探索的テスト、チェックリストベースドテストが例として挙げられます。
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コラボレーションベースのテストアプローチ
- 開発者、テスト担当者、ビジネス側の代表など、異なるステークホルダー間のコラボレーションに基づいて行われます。
- 受け入れテスト駆動開発(ATDD)がこのアプローチに該当します。
これらの技法はそれぞれのテストの目的や状況に応じて選択され、しばしば組み合わせて使用されます。ブラックボックステスト技法は外部の振る舞いを重視し、ユーザーの視点に近いテストを実施します。一方、ホワイトボックステスト技法はコードの内部構造に焦点を当て、より詳細なテストを可能にします。経験ベースのテスト技法はテストプロセスに柔軟性を持たせ、未知の問題を発見する可能性を高めます。コラボレーションベースのテストアプローチは、チーム間のコミュニケーションを強化し、より効果的なテスト計画と実施を促進します。
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