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テストモニタリング JSTQB Foundation Level新シラバスのキーワード解説!

2024/03/16に公開

テストモニタリング

https://youtube.com/shorts/teDhz8IQwwM?feature=share

テストモニタリングは、テストプロセス全体を通じて実施される継続的な活動で、テスト活動の進行状況と効果を追跡し、評価することに焦点を当てます。テストモニタリングの主な目的は、テスト計画の進捗状況を理解し、プロダクトのリスク、要件、受け入れ基準に対するカバレッジを確認し、テスト終了基準やその他の関連するテストタスクが適切に満たされているかを判断することです。これにより、テストプロセスの透明性が高まり、関係者がテスト活動の現状を把握し、必要に応じて適切な調整を行うことができます。

テストモニタリングは、以下のようなさまざまなテストメトリクスを収集し、分析することで実施されます:

  • プロジェクト進捗メトリクス(タスク完了率、リソース消費量、テスト工数など)
  • テスト進捗メトリクス(テストケースの実装率、テスト環境の準備状況、実行済み/未実行のテストケース数、合格/不合格のテストケース数、テスト実行時間など)
  • プロダクト品質メトリクス(可用性、応答時間、平均故障間隔など)
  • 欠陥メトリクス(発見された欠陥の数と優先度、欠陥密度、欠陥検出率など)
  • リスクメトリクス(残存リスクレベル)
  • カバレッジメトリクス(要件カバレッジ、コードカバレッジ)
  • コストメトリクス(テストコスト、品質関連コスト)

テストモニタリングから得られた情報は、テストコントロール活動の基盤となります。テストコントロールは、テストモニタリングの結果に基づいて、テストプロセスを最適化し、テスト活動を効率的かつ効果的に達成するための指示や調整を行います。これには、リスクの再評価、テストアイテムの開始基準と終了基準の再評価、テストスケジュールの調整、必要に応じて新しいリソースの割り当てなどが含まれます。

テストモニタリングとコントロールは、テストプロセス全体を通じて継続的に実施され、テスト活動が計画に沿って効率的に進行し、プロジェクトの目標達成に貢献することを保証します。これにより、テスト活動の進捗状況と品質を定期的にレビューし、必要に応じて適切なアクションを取ることが可能となります。

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