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Swagger DevOps, マイクロサービスにおけるQAに関するキーワード解説

2024/04/20に公開

Swaggerとは

Swaggerは、RESTful Webサービスの設計、構築、文書化、および使用を支援するオープンソースのソフトウェアフレームワークです。現在はOpenAPI Specification(OAS)としても知られており、APIの仕様を定義するための業界標準の言語になっています。Swaggerツールセットには、APIのデザイン、テスト、文書化を支援する様々なツールが含まれており、APIの開発プロセスを合理化し、APIの利用と理解を容易にします。

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Swaggerの主な機能

  • APIデザイン: Swagger Editorを使用して、APIの設計を視覚的に行い、リアルタイムでフィードバックを得ることができます。
  • API文書化: Swagger UIにより、人間が読みやすい形式でAPI文書を自動生成し、APIエンドポイントの探索とテストが可能になります。
  • APIテスト: Swagger InspectorやSwaggerHubなどのツールを使用して、APIリクエストとレスポンスのテストを行い、問題を特定できます。

QA観点での利用価値

明確なAPI仕様の提供: Swaggerを使用すると、APIのリクエスト、レスポンス、ステータスコード、認証方法など、APIの挙動を正確に記述できます。これにより、テストケースの作成時にAPIの挙動を正確に理解し、適切なテスト計画を立てることができます。

自動生成された文書の活用: Swagger UIによって自動生成されたAPI文書を利用することで、テスターはAPIエンドポイントの機能を簡単に探索し、理解することができます。また、リアルタイムでAPIを試すことができ、テストの準備段階で仕様との差異を発見することが可能です。

テスト自動化の促進: Swaggerから生成されるAPI仕様を使用して、APIテストの自動化スクリプトを生成することができます。これにより、テストプロセスの効率化と精度の向上が期待できます。

クロスチーム間のコミュニケーションの改善: 開発者とQAチームが同じAPI仕様を共有することで、認識の齟齬を減らし、より効果的なコミュニケーションを図ることができます。また、APIの変更があった場合にも、Swaggerファイルの更新を通じてすぐに情報を共有することが可能です。

セキュリティテストのサポート: APIセキュリティの要件もSwaggerファイルに記述することができるため、セキュリティテストの計画に役立てることができます。また、セキュリティ関連のテストケースの作成にも役立ちます。

DevOpsとマイクロサービス時代のQA: 高品質なソフトウェアを目指してに出てくるキーワードを解説しています。

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