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API DevOps, マイクロサービスにおけるQAに関するキーワード解説

2024/04/19に公開

APIとは

API(Application Programming Interface)は、異なるソフトウェア間でデータのやり取りを可能にする仕組みです。具体的には、一方のアプリケーションが別のアプリケーションの機能を使用できるようにするための定義された方法や規約の集まりです。これにより、アプリケーションは互いに独立して開発されながらも、相互に連携して動作することが可能になります。

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QA(品質保証)の観点からAPIを考慮する場合、以下のポイントが重要になります。

API仕様の正確性と完全性

APIのテストにあたっては、APIが正確に仕様通りに動作するかを検証する必要があります。これには、リクエストとレスポンスの形式、データ型、エラーコード、セキュリティ要件など、API仕様のすべての側面が含まれます。仕様書の正確性と完全性が、効果的なテスト計画の基盤となります。

APIテストケースの開発

APIテストケースの開発では、正常系だけでなく、異常系のテストも重要です。入力値の検証(バリデーション)、エラーハンドリング、セキュリティ(認証、認可)、リクエストの制限(レートリミット)など、APIがさまざまな状況で期待通りに動作するかを確認します。

エンドツーエンドテストの一環としてのAPIテスト

APIテストは、システムのエンドツーエンドテストの一部としても非常に重要です。APIを通じて異なるコンポーネントやサービス間の統合が適切に機能しているかを検証し、システム全体としての動作を確認します。

非機能要件のテスト

パフォーマンス(レスポンスタイム、スループット)、スケーラビリティ(負荷増加時の挙動)、セキュリティ(データの暗号化、XSSやSQLインジェクションの脆弱性のテスト)など、APIの非機能要件のテストも重要です。

自動化テストの活用

APIテストは自動化しやすい特性を持っています。テストの自動化により、リグレッションテストの効率化、継続的インテグレーション(CI)環境でのテストの実行、デプロイメントプロセスの高速化などが実現できます。

APIのテストにより、システムがデータを正確にやり取りし、異なるコンポーネント間で正しく連携することを保証することができます。これにより、エンドユーザーにとって高品質なアプリケーション体験を提供することが可能になります。

DevOpsとマイクロサービス時代のQA: 高品質なソフトウェアを目指してに出てくるキーワードを解説しています。

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