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コラボレーションベースのテストアプローチ JSTQB Foundation Level新シラバスのキーワード解説!

2024/02/07に公開

コラボレーションベースのテストアプローチは、コラボレーションとコミュニケーションを通じてソフトウェア開発プロセスの早い段階で欠陥を回避し、発見することに重点を置くアプローチです。以下はこのアプローチの主要な要素です。

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  1. ユーザーストーリーの共同執筆 ユーザーストーリーは、システムやソフトウェアのユーザーにとって価値のある機能を表します。この共同執筆プロセスは、カード、会話、確認(3つのC)の3つの重要な側面を含みます。ユーザーストーリーは「役割 - 達成するゴール - 結果としてのビジネス価値」という形式で記述され、その後に受け入れ基準が続きます。

  2. 受け入れ基準 ユーザーストーリーの受け入れ基準は、ステークホルダーがユーザーストーリーの実装を受け入れるために満たされなければならない条件を指します。これらはテストケースによって確認されるテスト条件と見なすことができます。

  3. 受け入れテスト駆動開発(ATDD) ATDDはテストファーストのアプローチで、テストケースはユーザーストーリーを実装する前に作成されます。これにより、ソフトウェアの開発とテストの初期段階での密な連携とコミュニケーションが促進されます。

  4. コラボレーションの重要性 チームメンバー間のブレーンストーミングやマインドマップを通じて、ビジネス、開発、テストの視点を統合し、共通のビジョンを形成します。優れたユーザーストーリーは独立性、交渉可能性、価値、見積もり可能性、小ささ、テスト可能性を持つべきです(INVEST)。

このアプローチにより、ステークホルダー間の合意形成、明確な計画と見積りの支援、ユーザーストーリーの範囲の定義などが実現されます。また、受け入れ基準は通常、会話の結果として成立し、シナリオ指向またはルール指向の形式で記述されます。

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