テストメトリクス JSTQB Advanced Levelテストマネージャ資格のキーワード解説！

テストメトリクスとは

テストメトリクスは、テスト活動の各側面を定量的に評価するための指標や計測値を指します。これらのメトリクスは、テストの効果性、効率、品質などを評価するために使用され、テストプロセスの改善や意思決定をサポートします。

メトリクスのカテゴリ

プロジェクト

プロジェクトのメトリクスは、テストプロジェクトの進捗、状態、または結果に関連する情報を提供します。

• 例:
  • テストケースの実行率
  • 欠陥の発見率
  • 修正されたバグの再発生率

プロダクト

プロダクトのメトリクスは、製品の品質、特性、またはパフォーマンスに関する情報を提供します。

• 例:
  • 発見された欠陥の重要度別分布
  • 1つの機能やモジュールに関連するデフェクトの数
  • リリース前に修正されるデフェクトのパーセンテージ

プロセス

プロセスのメトリクスは、テストプロセスの効率や有効性に関する情報を提供します。

• 例:
  • テストケースの作成にかかる平均時間
  • バグを修正するのにかかる平均時間
  • テストの各フェーズでのデフェクト発見率

人的

人的メトリクスは、チームの能力、効率、または成果に関連する情報を提供します。

• 例:
  • 1人のテスターが1日に実行できるテストケースの数
  • チームメンバーごとの欠陥発見率
  • テスターのトレーニングや資格の有無と欠陥発見率の関連性

テストメトリクスは、テスト活動の品質と効果性を向上させるための重要なツールとなります。これらのメトリクスを適切に収集、分析することで、テストプロセスの弱点や改善点を特定し、更なる品質向上を目指すことができます。