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継続的インテグレーション(CI) DevOpsとマイクロサービス時代のQA キーワード解説

2024/05/03に公開

継続的インテグレーション(CI)とは

継続的インテグレーション(CI)は、ソフトウェア開発プロセスにおいて、開発中のコードを頻繁にメインリポジトリに統合するプラクティスです。このプロセスでは、コードの変更がリポジトリにプッシュされるたびに自動でビルドとテストが実行されます。CIの目的は、開発の早い段階で問題を検出し、修正することにより、ソフトウェアの品質を向上させることです。

DevOpsとマイクロサービス時代のQA: 高品質なソフトウェアを目指してに出てくるキーワードを解説しています。

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QA観点から見たCIの利点

早期のバグ検出

CIにより、コードの変更が行われるたびに自動テストが実行されます。これにより、バグや問題が発生した場合に、それを迅速に検出し、修正することが可能になります。早期に問題を発見することは、後の開発フェーズで高コストの修正作業を避けるのに役立ちます。

テストの自動化

CIプロセスは、テストの自動化を促進します。テスト自動化は、手動テストに比べて高速で、繰り返し可能で、そして信頼性が高いテスト実行を可能にします。これにより、品質保証チームはより複雑で、詳細なテストケースに集中することができ、ソフトウェアの全体的な品質が向上します。

開発プロセスの加速

CIを通じてバグや問題を早期に検出し、修正することで、開発チームはより迅速に機能をリリースすることができます。また、CIプロセスにおける自動テストと自動デプロイは、手作業によるエラーを削減し、リリースプロセスを加速します。

チーム間のコミュニケーションとコラボレーションの改善

CIは、開発チーム内のコミュニケーションとコラボレーションを促進します。自動ビルドとテストの結果は、リアルタイムでチーム全体と共有されるため、問題や成果物の状態に関する透明性が向上します。これにより、チームはより効率的に作業を進め、問題を迅速に解決することができます。

CIの採用は、ソフトウェア開発プロセスの効率化だけでなく、最終的な製品の品質向上にも寄与します。早期の問題検出、テストの自動化、開発プロセスの加速、そしてチームワークの改善は、QAチームにとって非常に価値のある成果です。これらの利点は、品質保証の観点からCIをソフトウェア開発プロセスに統合する重要な動機となります。

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