2値 BVA JSTQB Foundation Level新シラバスのキーワード解説!
2値 BVA
BVAはBoundary Value Analysisの略語であり、境界値分析のことです。
2値 BVAは境界値とその隣接するパーティションの最も近い値に注目します。各境界値に対して2つのカバレッジアイテムがあります。
2値 BVAの60秒動画解説! 12月21日公開予定
境界値分析とは?
境界値分析(Boundary Value Analysis, BVA)は、一般的なテスト技法の一つです。この技法は、同値パーティションの境界に注目し、順序性のあるデータに特に適しています。境界値分析の主な目的は、パーティションの最小値と最大値を検証することです。
開発者は境界値でエラーを犯しやすいため、これらの値に焦点を当てることが重要です。
ガッチリ動画解説!
2値 BVA
境界値とその隣接するパーティションの最も近い値に注目します。各境界値に対して2つのカバレッジアイテムがあります。
2値 BVAのカバレッジ
すべての境界値を通過した場合に100%カバレッジを達成します。
2値 BVAの例
オンラインフォームでユーザーが自身の年齢を入力します。このフォームは10歳から100歳までのユーザーを対象に設計されています。
- 境界値は10と100
- 2値 BVAでは下記をテストします
- 10と隣接値の11(有効範囲)
- 100と隣接値の99(有効範囲)
ここで、「2値 BVAは下記なのでは?」と思いませんでしたか?
- 2値 BVA
- 10と隣接値の9(無効範囲)
- 100と隣接値の101(無効範囲)
JSTQB-SyllabusFoundation_VersionV40.J01より
例えば、「if(x≦10)…」という判定を誤って「if(x=10)…」として実装した場合、2 値 BVA(x=10、
x=11)から導出されたテストデータ
とあり、2値 BVAはテストオラクルをもとにテストデータを決めます。
無効パーティションは?と思った方はQAに向いているかもしれません。
3値 BVA
境界値とその両方の隣接値に注目します。各境界値に対して3つのカバレッジアイテムがあります。
2値 BVAでは見落とされた欠陥を検出する可能性がある。
3値 BVAのカバレッジ
すべての境界値とその隣接値を通過した場合に100%カバレッジを達成します。
3値 BVAの例
オンラインフォームでユーザーが自身の年齢を入力します。このフォームは10歳から100歳までのユーザーを対象に設計されています。
- 境界値は10と100
- 3値 BVAでは下記をテストします
- 10と隣接値の11(有効範囲)と9(無効範囲)
- 100と隣接値の99(有効範囲)と101(無効範囲)
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