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経験ベースのテスト技法 JSTQB Foundation Level新シラバスのキーワード解説!

2024/02/11に公開

経験ベースのテスト技法は、テスト担当者の個人的な知識、経験、そして直感を活用してテストケースを設計し実行する方法です。これらの技法は、テスト担当者のスキルに大きく依存し、ブラックボックスやホワイトボックスのテスト技法では見逃されがちな欠陥を検出するのに役立ちます。経験ベースのテスト技法には以下のようなものがあります。

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  1. エラー推測 過去の動作や開発者の一般的なエラーパターン、類似アプリケーションでの故障などに基づいて、潜在的なエラー、欠陥、故障を予測します。フォールト攻撃などの系統的なアプローチを用いて、エラーや欠陥を特定し、それに基づいたテストケースを設計します。

  2. 探索的テスト テスト対象について学習しながらテストケースを同時に設計、実行、評価する方法です。セッションベースドテストなどの体系的なアプローチを取り入れ、テスト担当者の直感や創造性を活用して、未探索の領域を探索します。

  3. チェックリストベースドテスト チェックリストに基づいてテストケースを設計し、実行します。チェックリストは、要件、GUIの設定、品質特性などに関する質問形式で構成され、定期的に更新する必要があります。

経験ベースのテスト技法は、他の形式的なテスト技法と組み合わせて使用することで、テストの網羅性を高めることができます。また、テストプロセスに柔軟性と創造性をもたらし、潜在的な問題点を発見するのに役立ちます。ただし、テスト担当者のスキルレベルや経験に依存するため、その効果は個人によって異なることがあります。

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