Pythonの初心者レッスンーーPythonループ（for、while）

シーリズの目次

Pythonの初心者レッスンをここにまとめています。
https://zenn.dev/datasciencekun/articles/319e0f4b4021c5

Pythonのループ（循環）文は、特定のコードブロックを繰り返し実行するための構文です。Pythonでは、主に for ループと while ループの2つのループ構文があります。

forループ

for ループは、イテラブル（リスト、タプル、文字列、レンジなど）の各要素に対して一度ずつ反復処理を行います。
forループの一般的なフォーマットは以下の通りです。

for <variable> in <sequence>:
    <statements>
else:
    <statements>

例：

# リストを使ったforループ
fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
for fruit in fruits:
    print(fruit)　# "apple", "banana", "cherry"

range()関数
数字の列をトラバースしたい場合は、内蔵のrange()関数を使います。数列を生成します。
例えば:

# range()関数を使ったforループ
for i in range(5):
    print(i) # 0 1 2 3 4

whileループ

while ループは、指定した条件が真（True）である間、コードブロックを繰り返し実行します。
whileループの一般的なフォーマットは以下の通りです。

while (condition)：
    (statements)……

例：

# カウンタを使ったwhileループ
count = 0
while count < 5:
    print(count) # 0 1 2 3 4
    count += 1

ループ制御文

ループの実行を制御するために、以下のキーワードが使用されます。

break

break 文は、ループを即座に終了させます。

for i in range(10):
    if i == 5:
        break
    print(i) # 0 1 2 3 4

continue

continue 文は、ループの現在の反復処理をスキップし、次の反復に進みます。

for i in range(10):
    if i == 5:
        continue
    print(i) # 0 1 2 3 4 6 7 8 9

breakとcontinueの違い

break文はforとwhileのループから飛び出します。forまたはwhileループから終了した場合、対応するループelseブロックは実行されません。
continue文は、現在のループブロック内の残りの文をスキップして次のループに進むようにPythonに伝えるために使われます。

else

ループが正常に完了した場合にのみ実行されるコードブロックを指定します。break 文でループが終了した場合、else ブロックは実行されません。

for i in range(5):
    print(i) # 0 1 2 3 4
else:
    print("Loop completed") # "Loop completed"

for i in range(5):
    if i == 3:
        break
    print(i) # 0 1 2
else:
    print("Loop completed") # "Loop completed"

入れ子ループ

ループを入れ子にすることもできます。内側のループが完了すると、外側のループの次の反復が開始されます。

# 入れ子ループの例
for i in range(3):
    for j in range(3):
        print(f"i={i}, j={j}")

出力：

i=0, j=0
i=0, j=1
i=0, j=2
i=1, j=0
i=1, j=1
i=1, j=2
i=2, j=0
i=2, j=1
i=2, j=2