Pythonの初心者レッスンーーJSON解析

シーリズの目次

Pythonの初心者レッスンをここにまとめています。
https://zenn.dev/datasciencekun/articles/319e0f4b4021c5

PythonでJSONを解析するとは、JSON形式のデータをPythonのデータ構造に変換することを指します。これを行うために、標準ライブラリであるjsonモジュールを使用します。jsonモジュールを使用すると、JSONデータを読み込んでPythonの辞書やリストに変換したり、Pythonのデータ構造をJSON形式に変換したりすることができます。

• json.dumps(): データをエンコードします。
• json.loads(): データをデコードします。
  

jsonのコーデックでは、Pythonのオリジナル型とjson型が変換されます。

PythonオブジェクトをJSONデータに変換する

以下は、Pythonのデータ型をJSON形式にエンコードする際の対応関係を示すテーブルです。

Python データ型	JSON データ型	例
dict	オブジェクト（Object）	{"key": "value"}
list, tuple	配列（Array）	["item1", "item2"]
str	文字列（String）	"string"
int, float	数値（Number）	123, 123.45
True	真偽値（Boolean）	true
False	真偽値（Boolean）	false
None	Null	null

例1：Python辞書をJSON文字列に変換する

import json

# Python辞書
data = {"name": "Alice", "age": 30, "city": "Tokyo"}

# Python辞書をJSON文字列に変換
json_string = json.dumps(data)

print(json_string)
# 出力: {"name": "Alice", "age": 30, "city": "Tokyo"}

例2：Python辞書をJSONファイルに書き込む

import json

# Python辞書
data = {"name": "Alice", "age": 30, "city": "Tokyo"}

# Python辞書をJSONファイルに書き込む
with open('data.json', 'w') as file:
    json.dump(data, file)

JSONデータをPythonオブジェクトに変換する

以下は、JSONデータをPythonデータ型にデコードする際の対応関係を示すテーブルです。

JSON データ型	Python データ型	例
オブジェクト（Object）	dict	{"key": "value"}
配列（Array）	list	["item1", "item2"]
文字列（String）	str	"string"
数値（Number）	int, float	123, 123.45
真偽値（Boolean）	True, False	true -> True, false -> False
Null	None	null

例1：JSON文字列をPythonオブジェクトに変換する

import json

# JSON文字列
json_string = '{"name": "Alice", "age": 30, "city": "Tokyo"}'

# JSON文字列をPython辞書に変換
data = json.loads(json_string)

print(data)
# 出力: {'name': 'Alice', 'age': 30, 'city': 'Tokyo'}
print(data['name'])  # 出力: Alice

例2：JSONファイルをPythonオブジェクトに変換する

import json

# JSONファイルを読み込む
with open('data.json', 'r') as file:
    data = json.load(file)

print(data)