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Lesson9. クラウドのストレージの種類

2022/12/12に公開

学ぶ前の知識レベル

  • ストレージがデータをためる場所だということはわかっているレベル
  • NAS とか SAN とか基本・応用情報のときにやったけど記憶は薄れており、実務では(実装する側としては)触ったことがない

学んだこと

クラウド上のストレージの種類は3種類ある。

1. ファイルストレージ

  • Windows の Explorer みたいなやつ
  • ファイルをツリー構造で持つ
  • 向いているユースケース
    • サイズの大きいコンテンツ・レポジトリ
    • 開発環境
    • ユーザーのホームディレクトリ

2. ブロックストレージ

  • データを一定サイズのかたまり(ブロック)に分けて保持する
  • 更新の際は、更新したい部分のブロックだけを更新すればよい
  • なので更新が早い
  • トランザクションの多いデータ向き
  • オンプレのストレージでいう、DAS(Direct Attached Storaget - サーバーに直接ストレージを接続する)やNAS(Network Area Storage - 同じネットワーク内にストレージを接続する)に対応
  • AWSのサービスでは、EBSがこのタイプに該当(Elastic Block Storage)
    • EBSは基本的にはEC2とくっつけて使うためのストレージ
      • つまり、AWS Lambdaなどとくっつけては使えない
    • 1つのEC2に対して複数のEBSをくっつけることができる
    • 逆(1つのEBSを複数のEC2にくっつける)は昔はできなかったが、最近は部分的にできるようになったらしい

3. オブジェクトストレージ

  • ひとつのデータ(ファイル)をひとつのオブジェクトとして保持する
  • 更新の際は、オブジェクト全体を読みだして更新しようとする
  • なので、トランザクションが頻繁なデータには向かない
  • 更新頻度が低く、サイズの大きい非構造データ(写真、メディアファイルなど)に向いている
  • データレイクに使われるのもこのタイプ
  • オンプレのストレージでいう、SAN(Storage Area Network - ストレージ専用のネットワークを別に構築)に対応
  • AWSのサービスでは、S3がこのタイプに該当(Simple Storage Service)
    • S3はバケットの中にフォルダを作ることが可能だが、内部的な管理でいうと全ファイルをフラットに管理している(フォルダ構造のとおりにファイルが管理されているわけではない)

※ 更新頻度の低いデータのことを、WORM - Write Once, Read Many と呼ぶそうです

学ぶために使ったリソース

メインリソース

AWS Skill Builder - AWS Technical Essentials の Storage の章

以下のドキュメントも。
https://aws.amazon.com/what-is/object-storage/#types

日本語の記事

https://www.newtech.co.jp/introduce/f2/

まだわかっていないこと

ひとまず今は概念の整理だけ。
ブロックストレージの中から更新したいデータのありかを見つける方法などはまだ全然わかっていないし、それぞれのストレージタイプが AWS その他のクラウドストレージとどう紐づくのかもよくわかっていない。(←後半部分はちょっとわかった 2022/12/13)

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