Dockerを使ってみよう!for Windows
最近,Docker を使い始めて便利さを布教したくなったにわかユーザの私ですが,どうやら Windows の方は利用までに一手間あるらしい.
ということで,ここでは,Docker をインストールすることだけにフォーカスして,Windows 向けに解説します.
後輩向けにまとめた資料の移行版なので,初心者向けのつもりです.
Docker Desktop をダウンロード・インストール
CLI 版もあるのですが,初利用の方にとっては GUI が存在するほうが何かと安心感があるでしょう.
ここではデスクトップ版をインストールします.
インストールを進めていくと,このようなウィンドウが表示されると思います.
この Use WSL2 instead of Hyper-V(recommended) というのが,何気に重要項目なのですが,recommended(推奨)されてるので,チェックを入れておきましょう.
デスクトップへのショートカットはお好みで.私はデスクトップには何も置かない派なので外しますが.
そのまま進めていくと,このようなエラーメッセージが表示されるかもしれません.
これが,Windows で Docker を利用する上で恐らく最初に躓くであろう問題で,この記事の本題でもあります.
私もざっくりとした理解ですが,要は
「お前の Windows だと Linux コマンドが使えねぇから Docker は動かせねぇよ.WSL2 を有効化してから出直してきな!」
ということです.多分.
WSL 2 を有効化する
WSL とは"Windows Subsystem for Linux"のことで,Linux の仮想環境を動かすための仕組みです.
WSL 2 は,WSL の新しいバージョンで,WSL 1 と比べて高速化されています.
サブシステムを有効化する
スタートから Windows PowerShell を検索し,右クリック →「管理者として実行」します.
ターミナルが開いたら,以下の 2 つのコマンドを順に実行します.
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
dism.exe は Windows のシステムファイルを弄ることができるものらしい.
一応,コントロールセンターから「プログラムと機能」からもチェックできるっぽい.
WSL2 へアップデート
Microsoft の解説ページにもある,Linux カーネル更新プログラムをダウンロードしてきます.
↓ こちらにアクセスするとダウンロードされます.
ダウンロードができ次第,もちろん起動.
こんな感じでセットアップが完了すれば OK
ここまで進めたら,PC 本体を再起動しましょう
大体こういうのインストールしたら再起動するでしょう?
WSL2 を規定のバージョンに指定
またまた,PowerShell を管理者権限で起動し,以下のコマンドを実行.
wsl --set-default-version 2
「WSL2 との違いを~~」みたいなの出るかも.それだけ.
これで,WSL2 の有効化は完了です.
Docker Desktop を立ち上げてみよう!
チュートリアルをやってみよう!的な画面になったら成功.
それでも Docker コマンドが上手く動かないという場合は,一度 Docker Desktop をアンインストール・再インストールしてみましょう.
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