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凡人エンジニアが「一流エンジニアの思考法」を読んだ感想

2024/02/04に公開

凡人の俺がちまたで話題になっていた「一流エンジニアの思考法」を読んで特に刺さったところのメモ的な感想。

結論、あなたがエンジニアなら、まじで読むのをおすすめする。
頭を良くすることはできないけど、考え方を変えることは誰にでもできる

一流は「頭が良い」ではなく「考え方が良い」

ADHDと診断されプログラミングに挫折した著者が40代で再挑戦する。
挑戦場所はMicrosoft。
40代で再挑戦ってところにもすごいなと思ったけど、よりによってMicrosoft。
俺なら周りが優秀過ぎて怖くてこんな挑戦できないと思った。

そこで出会った一流のエンジニアは決して頭の回転が早いから優秀とかではなく、一流の考え方を持っているから一流であり、普通の人でも思考を変えることで一流になれるチャンスがあるということに気づいたらしい。
俺も頭が良くないことは自覚していたから、自分なんかでも一流になれるチャンスはあるのかと勇気をもらえた。

「メンタルモデル」という概念について

知らなかった。
書籍ではメンタルモデルについて詳しく書かれていない印象だったが、考え方のフレームワークを沢山知っておいたほうが良いってことだと解釈した。
プログラムを読むときはこう考えたほうがよいとか、バグが発生したらこう考えたほうが良いとかそういう場面に応じた行動指針みたいなものを沢山もっていることで迷わず効率的に行動する事ができるんだろう。

この辺は他の本を読んでみて補填したいと思う。

基礎を習得するのには一流でも時間はかかるし、かける

著書では以下のようなことが主張されている。

  • 基礎を習得することがとても大事である
    • 生産性を上げる近道はググらずにできることを増やすこと
    • アウトカム重視でchatgpt、グーグル検索に頼りすぎると自分でやり遂げた感を得られないし、知識の定着も見込めない
    • 一流は基礎の理解に時間をかける
    • 一流でも新しい技術の理解には時間がかかる。

基礎は大事ってサッカーをやっていたときに良く言われたけど、エンジニアでも(どんな分野でも)変わらないんだな。

今機械学習の勉強をしているが、根底の基礎理解に統計学の理解が必要な場面に遭遇した。
統計学から勉強していると今学ぼうとしている機械学習の理解までにちょっと遠回りになっていまいかなり時間がかかってしまう。
時間がかかってしまうので「本当にこれでよいのか?」って不安になっていたけど、一流でも時間はかかるしこれでいいなって思えるようになった。
基礎の理解には不安にならずもっと時間をかけていこうと思う。

また、基礎理解の重要性として応用の理解に不可欠ってこともあると思う。
人間は自分が既に知っている知識に紐づけて新しいことを学ぶことが効率が良い。
応用は多くの基礎に紐づいて構成されている。
基礎の理解が重要なのは応用を理解するためには基礎がないと効率が悪いってことにも繋がっている。

理解に時間をかけることを恐れなくて良い。

あと、基礎の理解って反復的にやるのが重要だと思っている。
pythonの勉強しているけど、以下のような100本ノックを反復的にやって基礎づくりをする時間ももうけようと思った。

効率的な理解のためのアウトプット、技術ブログを書く

やっぱり一流な人はやってるか。よく「技術ブログのすすめ」は目にするし。
記憶に定着させるにはアウトプットは必須。

いつも本を読んだり何かを勉強しても記憶に残らないことが多かったが、ワンチャン誰かの役に立ちつつアウトプットできるブログは最強なんだと思う。
誰かの目にはいるから、読んでくれた人が理解できるようにアウトプットするので自然と質が上がって頭に残りやすい。
メモでは記憶の定着にはつながらない。

自分もこの本を読んだのをきっかけに書くことに決めてこの記事を書いている。
いつまで続くかわからないけど、行動にさせてくれたこの本には感謝したい。

ちなみにこの記事を書くのに時間がめちゃくちゃかかっている。
「この書いている時間を他の勉強に使ったほうがよいのでは」とかよぎってるんだが、この本を読んだことを忘れては意味がないし、「一流でも基礎の理解には時間はかかるしかけるべき」の精神を忘れずに書き続けていきたい。
この本で得たことは俺のメンタルモデルに組み込んでいく。

成功したらから幸せになれるんじゃなくて、幸せだから成功できる

この言葉も印象に残った。
漠然と成功しないと幸せになれないって考えてたけど違うんだな。
今幸せじゃないと成功を掴み取ることはできない。

最後に

冒頭でも書いてるけど、この本は読んでほしい。
エンジニア人生を変えるきっかけがつまっている
技術ブログを書き始めた俺もそのひとり。

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