Chapter 01

はじめに

Spiegel
Spiegel
2020.12.10に更新

プログラミングにおいて,正常系は基本的に「一本道」だが,異常系は(予期しないものも含めて)無数にある。エラーハンドリングは巨大迷路パズルを袋小路から順に塗りつぶして「正解」をあぶり出していく作業に似ていると思う。下手くそな迷路攻略はただの「作業」だが,よく考えられた迷路は袋小路の配置も美しい。

こんなふうに考えるなら,プログラム設計の肝はエラー(=袋小路)をどう記述するかにかかっている,と言えるだろう。

私が Go のエラーハンドリングについて最初に記事にしたのは2015年のことだが,あれから Go も少しずつ変わってるし,私も当時よりは多少なりと理解が進んだと思うので,今まで書き散らかした駄文を「全部入り」で本の形にしてみようと思う。