この技術書について
近年、自然災害や異常気象、環境問題といったワードをよく目にします。これらの問題に対して発生前と発生後の変化をとらえることは非常に重要です。その変化を捉える方法の一つとして地球観測衛星があげられます。地球観測衛星は定期的に地球を周回し、その地表面の様子を撮影するため、時系列による変化を捉えることができます。
地球観測衛星のデータを利用する場合、データを配布している機関から収集してくる必要がありました。そのため、複数の衛星を利用する場合、それぞれの機関ごとに作業が発生するため手間がかかっていました。また、時系列解析に利用するために大量の衛星データを使用する場合、ストレージやマシンスペックがネックになり敷居が高い問題がありました。
しかし、近年Google社からGoogle Earth Engineというサービスがリリースされたことで、衛星データ利用までの敷居が小さくなってきています。このGoogle Earth Engineを利用するとGoogleのクラウド上でデータの収集から解析までを行うことができるようになり、さらに複数の地球観測衛星の衛星データが利用できます。
本書はGoogle Earth Engineを用いた人工衛星の観測データの利用方法についてまとめました。
NDVIのヒートマップを地図上にプロットする
NDVIの時系列変化
タイムラプスの作成
対象読者
- 衛星データ解析を扱ったことがないが興味がある人
- 地球環境の変動に興味がある人
- 自分の研究に地球規模のマクロな視点を取り入れたい人
動作確認済み環境
本書は以下の環境において正常に動作することを確認済みです。
- macOS Monterey(12.4)
- Windows 11(22H2)
- Python 3.10.4
バージョン
- 2023/2/8 ver. 1.0.0 公開
本技術書は随時アップデートされていきます。
一度購入された方はアップデートされたとしても追加料金は発生しませんのでご安心ください。
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