このチャプターの目次
この章では、SvelteKitがビルドしたWebサイトとFirebaseで作成したプロジェクトを接続し、Firebase Hostingでインターネットに公開する方法を学習します。
2-1 Firebaseの準備
FirebaseはGoogleの提供するWebアプリケーション開発プラットフォームです。 今回のチュートリアルの内容は無料のSparkプランで使用できます。 GoogleアカウントでFirebaseの使用を開始し、コンソールからプロジェクトを作成する準備をしましょう。
Firebase プロジェクト
- Firebaseの使用を開始します
https://firebase.google.com/?hl=ja - コンソールでプロジェクトを追加します
https://console.firebase.google.com/?hl=ja - プロジェクトに名前を付けて続行します。
ここではstatic-webとしました。 - Googleアナリティクスを有効にするかどうか尋ねられます。
今回は使用しないので、チェックを外してプロジェクトを作成します。 - 新しいプロジェクトの準備ができたら、続行します。
- プロジェクトページが開くことを確認します。
Firebase CLI
- コマンドラインインターフェイスをインストールします
https://firebase.google.com/docs/cli?hl=ja#install_the_firebase_cli - Firebase CLIにログインしてテストするところまで進めば準備完了です。
2-2 Firebaseに接続する
ここでは、SvelteKitのプロジェクトとFirebaseのプロジェクトを接続します。
FirebaseのプロジェクトIDを確認する
WebブラウザでFirebaseのプロジェクトページを表示し、プロジェクトの設定画面を開きます。 プロジェクトIDの欄に表示されているIDを確認します。
SvelteKitプロジェクトと接続する
SvelteKitプロジェクト内で、Firebaseとの接続設定を行いましょう。
- trySvelteKit/static-web/フォルダでターミナルを起動します。
-
firebase init hosting
コマンドを実行し、初期設定を行います。- Please select an option と尋ねられるので、カーソルキーでUse an existing projectを選択し、エンターキーで進みます
- Firebaseプロジェクトの一覧が表示されるので、カーソルキーで該当するプロジェクトIDを選択し、エンターキーで進みます
- 公開するファイルのフォルダを尋ねられるので、
buildと入力して、エンターキーで進みます - シングルページアプリケーションとして構成するかどうか尋ねられるので、
Nを入力してエンターキーで進みます - 自動ビルド設定を尋ねられるので、
Nを入力してエンターキーで進みます - indexファイルを上書きするかどうか尋ねられるので、
Nを入力してエンターキーで進みます
firebase.jsonと.firebasercファイルが作成されFirebaseプロジェクトとの接続が完了します
2-3 Webサイトを公開する
ここまでで、SvelteKitがビルドしたWebサイトをインターネットに公開する準備ができました。 Firebaseのdeployコマンドを使って、Firebase HostingにWebサイトを公開(デプロイ)しましょう。
- trySvelteKit/static-web/フォルダでターミナルを開きます
-
firebase deploy
コマンドを実行します - 成功すると、Deploy complete!のメッセージとともにProject ConsoleへのURLと、Hosting URLが表示されます。
- Hosting URLをWebブラウザで開いてWelcomeページが表示されることを確認します。