Chapter 09

さいごに

dec9ue
dec9ue
2021.12.18に更新

ここまで読んでくださった愛しきおっさんへ。C++は現時点ではネイティブコードにコンパイルされる高級言語の中で常にC言語の次に考慮される言語です。これは下記のような要因があると思います。

  • C言語との親和性が非常に高いこと
  • g++やclangといった形でC言語コンパイラとセットになって広く提供されていること
  • 過去のC++からの学習差分が比較的小さくで済むこと
  • Modern C++が過去のC++とほぼ別の言語になっていることを知らず、学ぶ必要性があることに気づいていない人が相当数いること

「だからなんなのか?」というと、、、多少の誤解はあるとはいえ、C++が重要であることには変わらないですね。だからこそ、このガイドをわざわざ読んでくれたのだと思いますし、ここで知った内容を活かしてC++の開発を進めていっていただければ幸いです。

ただ、C++の言語開発の動向を軽く追っていくと、言語の考え方がどんどんRust言語に近づいているなという印象を受けます。また、標準規格の策定の過程は実質的に大規模な社会実験となっており、その中で捨てられてゴミになってしまった仕様や仕組みが利用者を混乱させているというのも事実だと思います。

だから、あなたが今Modern C++を学んだ上で、より安全でスマートなプログラミングを目指したいというのであれば、C++と同様の目的を持ちながら、よりシンプルで洗練された仕組みを持つRust言語を学ぶというのも今後の一つの選択肢だと思います。Modern C++でできることの多くはRust言語でも実現できます。さらにいうと、Modern C++の概念の理解はRust言語を理解するための大きな助けになるでしょう。

つまり、このガイドを読んだことはきっと無駄にはならないだろう、ということですね。

(以上、おわりです)

# えっ、そんな結びでいいの?