前章のまとめです。

主な概念

toecs では以下のように解釈します。

E, C, S とは

• Entity: オブジェクトの ID
• Component: オブジェクトの構成要素
• System: World からデータを借りる手続き

Resource とは

• 型毎のユニークなインスタンス

World とは

• すべてのゲームデータ ^[1]

ECS (toecs) の特徴

ストレージの汎用性

• 任意のオブジェクトを component の組み合わせとして表現できる
• Resource として component 以外のデータも追加できる

System の有効性

• 要素に働くため汎用性が高い
• 並列実行しやすい
  • System (=関数) が World から借りるデータはシグネチャで分かる
  • 並列実行できる system の組とは World から借りるデータが干渉しないもの

脚注

1. 『World は in-memory DB で、 system はクエリを発行する手続き』という解釈もあるようです。 ↩︎