Chapter 06

6. AWSを使用したクラウドベースのデプロイ

taiki
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2024.09.27に更新

6. AWSを使用したクラウドベースのデプロイ

AWS(Amazon Web Services)は、業界で最も広く使用されているクラウドプラットフォームの一つであり、柔軟でスケーラブルなインフラを提供します。


クラウドサービスを使用したデプロイの概要

  • AWSの利点:
    1. スケーラビリティ: 必要に応じてインスタンスの数を増減でき、トラフィックの変化に対応できます。
    2. コスト効率: 使用したリソースに対してのみ課金されるため、初期投資が少なく済みます。
    3. 高可用性: 複数のデータセンターを持ち、障害時でもサービスを継続できる体制があります。
    4. 多様なサービス: さまざまな用途に応じたサービスが用意されており、開発者は必要なリソースを選択できます。

JavaアプリケーションのAWSへのデプロイ方法

  1. AWS Elastic Beanstalkを使用したデプロイ:

    • Elastic Beanstalkとは:

      • AWSが提供するPaaS(Platform as a Service)で、Javaアプリケーションを簡単にデプロイ・管理できるサービスです。インフラの設定を気にせずに、アプリケーションのデプロイに集中できます。
    • デプロイ手順:

      1. プロジェクトの準備:

        • JARまたはWARファイルを生成します。MavenまたはGradleを使用してビルドします。
      2. Elastic Beanstalkの環境を作成:

        • AWS Management Consoleにログインし、Elastic Beanstalkのサービスを選択します。
        • 新しいアプリケーションを作成し、環境を選択します(Webサーバー環境)。
      3. アプリケーションをアップロード:

        • 生成したJAR/WARファイルをアップロードします。
      4. 環境の設定:

        • インスタンスタイプやスケーリング設定、データベースなどのリソースを構成します。
      5. デプロイ:

        • 環境を作成し、アプリケーションがデプロイされるのを待ちます。デプロイ後、アプリケーションのURLが提供されます。
    • 補足: コマンドラインを使用する方法:

      • AWS CLIを使用して、以下のコマンドでデプロイすることも可能です。
    eb init -p java my-app    # プロジェクトの初期化
    eb create my-env          # 環境の作成
    eb deploy                 # アプリケーションのデプロイ
    

AWSへのデプロイの流れ