ここからは、商品や料金情報をStripeで管理する方法を紹介します。
Stripeアカウントを用意しよう
データを登録するためには、Stripeアカウントが必要です。
まだアカウントを持っていない方は、以下のURLからアカウントを作成してください。
アカウントを作成後、ダッシュボードにログインしましょう。
新しいテスト用アカウントを作成しよう
まずは、今回のテストアプリ用のストアアカウントを作成します。
Stripeでは、ストアやサービス毎に複数のアカウントを作成・管理することが可能です。
アカウントを分けることで、APIの動作確認やワークショップ中の事故で顧客データや請求内容に予期せぬ変更が入るリスクなどを回避できます。
ページ左上のアイコンをクリックし、[新規アカウント]をクリックしましょう。
アカウントでは、ビジネス・企業名とどの国で業務を行なっているかの2点を設定します。
今回はデモアプリですので、以下のように設定しましょう。
- アカウント名: demo.特産品.com
- 業務をおこなっている国: 日本
設定が完了すると、アカウントのTOPページに移動します。
Tips: 本番環境での利用について
アカウント作成すると、テスト環境が用意されます。
テスト環境では、「Stripeが用意するテストカード番号以外の入力を拒否する」「請求書などのメールを送信できるアドレスが制限されている」などの制限があります。
実際に顧客の決済を受け付けるには、なるべく早い段階で本番環境の利用申請を行うようにしましょう。
なお、「サービス内容の詳細などの情報が不十分だと判断された場合」や「禁止/制限付き業種に該当すると判断された場合」、アカウントが停止される可能性があります。禁止・制限付き業種に該当しないかの事前に確認や、できるだけ詳細なビジネス情報の入力をお勧めします。
商品・料金を登録しよう
それでは、さっそく商品を登録しましょう。
ダッシュボードのメニューから[商品]をクリックします。
直接リンク: https://dashboard.stripe.com/test/products
[商品を追加]ボタンがありますので、クリックしましょう。
商品の登録画面が開きます。
商品の基本情報を登録しよう
デモ用の商品として、以下のテキストと画像を入力・アップロードしましょう。
商品名 | 画像(フリー素材DLページ) | 説明文 |
---|---|---|
松坂牛ステーキ2枚セット | https://www.pakutaso.com/20210514144post-34975.html | 松坂牛のステーキ2枚セットです。商品は冷凍してお届けします。 |
価格情報(料金)を登録して保存しよう
続いて商品の価格を登録しましょう。
ページをスクロールして[料金情報]フォームを表示し、以下のデータを入力します。
料金体系モデル | 価格 | 通貨 | 種類 |
---|---|---|---|
標準の料金体系 | 15000 | JPY | [一括] |
入力が終われば、ページ右上の[商品を保存]をクリックしましょう。
商品ページに移動すれば、登録完了です。
「XつでY円」の「パッケージ価格」を設定する
Stripeではパッケージ単位での価格設定も可能です。
新しく以下の内容で商品・料金を登録しましょう。
商品情報
商品名 | 画像(フリー素材DLページ) | 説明文 |
---|---|---|
とうもろこし | https://www.pakutaso.com/201707582052-24.html | 産地直送のとうもろこしです。 |
料金情報
料金体系モデル | 価格 | 通貨 | 単位 | 種類 |
---|---|---|---|---|
パッケージ料金体系 | 500 | JPY | 3ユニットごと | [一括] |
複数の商品を追加しよう
テスト用のデータとして、いくつかのサンプルを以下に用意しました。
全て登録する必要はありませんが、多い方が通販サイトらしくなるかと思いますので、時間に余裕のある方はぜひ登録してみましょう。
商品名 | 画像(フリー素材DLページ) | 説明文 | 料金体系モデル | 価格 | 通貨 | 種類 |
---|---|---|---|---|---|---|
季節の野菜セット | https://www.pakutaso.com/20211259357post-38199.html | 季節に応じた野菜を厳選してお届けします | 標準の料金体系 | 2000 | JPY | [一括] |
あまおう(小粒) | https://www.pakutaso.com/20190253059post-19776.html | 小粒のあまおうを1パックにまとめました | 標準の料金体系 | 700 | JPY | [一括] |
焙煎済みコーヒー豆 | https://www.pakutaso.com/20170200038post-10294.html | 焙煎済みのコーヒー豆です。 | 標準の料金体系 | 1000 | JPY | [一括] |
コーヒードリッパー(布) | https://www.pakutaso.com/20200631170post-28054.html | 布製のコーヒードリッパーです。 | 標準の料金体系 | 100 | JPY | [一括] |
クロスセルを設定しよう
StripeのCheckoutでは、決済ページでクロスセルの提案が行えます。
上のリストから、「焙煎済みコーヒー豆」と「コーヒードリッパー(布)」を登録しましょう。
登録後、ダッシュボードの商品一覧ページで[焙煎済みコーヒー豆]を選択します。
商品詳細ページ中段に[クロスセル]セクションが見つかります。
[商品を検索]をクリックし、[コーヒードリッパー]を選択しましょう。
これでクロスセルの準備は完了です。
変更または削除したい場合は、[x]アイコンをクリックしましょう。
おさらい
- Stripeでは、1ビジネス(サービス/ストア)毎にアカウントを作れる
- 商品名・画像・価格などがダッシュボードから登録できる
- クロスセルや段階的な値引きなどの複雑な設定も可能
次のステップでは、登録した商品データをNext.jsアプリで取得・表示します。
「早く終わった」という方のための、もう1ステップ
Stripeでは、カード決済以外に銀行振込での請求書送付にも対応しています。
以下の記事を参考に、Stripeでの請求業務を試してみましょう。