Chapter 01無料公開

はじめに

okmttdhr
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2020.12.26に更新
このチャプターの目次

本書は、Micro Frontends Architecture Patternsというタイトルを付けていますが、モノリスからJAMstack、Micro Frontendsまで、Webフロントエンドを包括した様々なアーキテクチャパターンの詳細を体系的に紹介しています

本書を書きたかった理由は2つあります。

ひとつめは、Webフロントエンドの領域は、以前より広範になっていると筆者は考えているからです。フロントエンドエンジニアがフロントエンドだけをやっていればいいような現場はもはや稀といってもよく(?)、ソフトウェアとしてのアーキテクチャ全体を俯瞰し、他のシステムとのやりとりを設計する必要があります。少なくとも、そのような考え方が役に立つことは多いです。フロントエンドに関するアーキテクチャをまとめることで、Web開発の助けになればと考えています。

ふたつめは、アーキテクチャの歴史と変遷を知ることで、Micro Frontendsへの理解を深めることができると筆者は考えているからです。ある技術がトレンドになるには、背景があり、解決したい問題が存在します。Micro Frontendsも同様に、それらが効果を発揮する状況があります。

本書は以下のような構成となっています。

  • 1.はじめに
  • 2.Micro Frontends in 3 minutes
  • 3.Monolithic Application
  • 4.JAMstack
  • 5.Microservice Architecture
  • 6.Isomorphic JavaScript
  • 7.Linked Application
  • 8.Unified SPA
  • 9.Client Side Composition
  • 10.Edge Side Includes
  • 11.Edge Side Composition
  • 12.Server Side Composition
  • 13.Build Time Composition
  • 14.Reading List

このうち、Micro Frontendsのアーキテクチャについて知りたい方は 7.Linked Application から読むことをおすすめします。事例や参考書籍、リンク、OSSなどは 14.Reading List にのせてありますので、ご自身の目で情報を見たい方はそちらを直接御覧ください。

また、本書によって、以下の達成が期待できます。

  • Webフロントエンドに関するアーキテクチャの変遷がわかる
  • Webフロントエンドに関するアーキテクチャを理解し、状況によって選定できる
  • Micro Frontendsのコンセプト、実装パターンを理解できる
  • 時間を有意義に使える(?)

お役に立てれば幸いです。

本書では扱わないこと

  • Micro Frontendsについて詳細を説明しません。これについては Micro Frontends in 3 minutes のチャプターをご一読ください。
  • MVVMやFluxなど、フロントエンド単体のアーキテクチャについては扱いません。
  • Web以外のプラットフォームについては扱いません。同様に、Web技術を用いたReact Nativeのような技術にも触れません。
  • ライブラリなどの要素技術を比較検討する意図はありません。技術選定は、解決したい課題を考慮しご自身で責任を持って行ってください。