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Overleaf ToolkitでローカルOverleaf環境構築
Overleaf ToolkitでローカルOverleaf環境構築
exampleのプロジェクトはコンパイルできたけど、少し特殊なテンプレートだとコンパイルできないという問題を解決したのでそのメモです。
うまく行ったかと思いきやBibLaTeXの.bibファイルを読み込めず引用できないところで止まっています。
そこまでの軌跡です。
Overleaf Toolkitのインストール
git clone https://github.com/overleaf/toolkit.git ./overleaf
cd overleaf/
設定ファイルの生成
設定ファイルを生成する。
bin/init
カレントディレクトリの config/
の中に以下のファイルが生成される
- overleaf.rc
- variables.env
- version
コンテナの起動
bin/up
アカウント作成・ログイン・プロジェクト作成
-
http://localhost/launchpad
にアクセス - Overleafの管理者アカウント画面になるので適当にアカウントを作る
- ログインできたらStart Using Our Overleaf Instance
- Create First Projectでプロジェクトをつくる。
- とりあえずExample Project-Example Projectを試す
他のテンプレートでコンパイルできない
ShareLaTeXのコンテナ内にベーシックなものしかインストールされていないようなので、Template for a Masters or Doctoral Thesisがコンパイルできない。
パッケージ周りがほぼ入ってないことが原因っぽいので、とりあえず全部突っ込む
KOMA-Scriptとパッケージを全部インストールする。
コンテナの中で作業する。
# コンテナの中で作業
docker exec -it sharelatex bash
基本的に使われるものを全部入れる。
# KOMA-Scriptのインストール
tlmgr update --self && tlmgr install koma-script
# パッケージを全部インストール
tlmgr install scheme-full
# 1-2時間かかる。そして最後の方でうまく終了しなかったが、結果的に問題ない
# tlmgr: package log updated: /usr/local/texlive/2023/texmf-var/web2c/tlmgr.log
# tlmgr: command log updated: /usr/local/texlive/2023/texmf-var/web2c/tlmgr-commands.log
# tlmgr: An error has occurred. See above messages. Exiting.
exitでコンテナから抜けて、コンテナに加えた変更をコミットする。
docker commit sharelatex sharelatex/sharelatex:texlive-full
bin/docker-compose
を修正して新しいイメージからコンテナが起動させる。
bin/docker-compose
のfunction set_base_vars()
の以下を書き換える
bin/docker-compose
+ export IMAGE="$image_name:texlive-full"
- export IMAGE="$image_name:$IMAGE_VERSION"
コンテナ起動
bin/stop
で止めて、 bin/up
再起動すると無事コンパイルできた。
しかし、BibLaTeXをつかう文献の参照方法だと.bibファイルを何故か読み込んでくれないというところで止まっている。おそらくBibitemで書き下す分には問題ない。
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