RDSのBlue/Greenデプロイをさわってみる
■概要
何気なくRDS開いたら何かお知らせが来ている!と思った方も少なくないかと思います。
今回はそんな「Amazon RDS Blue/Green Deployments」をさわってみたいと思います。
■そもそもBlue/Greenデプロイとは?
Blue/Greenデプロイについて知らないという方もいらっしゃるかと思うので簡単に説明すると、
システムのダウンタイムが短く、何かあった時はすぐに切り戻しができるデプロイの方法のひとつです
古いバージョンはブルー環境、新しいバージョンはグリーン環境と呼ばれます。
本番環境を元にステージング環境を作成。
↓
ステージングで検証を完了するとそのまま本番へ昇格させるというものです。
■ブルー/グリーンデプロイ機能の対象となるRDS
次のエンジンのすべてのバージョンで使用可能。
RDS for MariaDB
RDS for MySQL
なお次のエンジンでは使用不可(2023/02/11現在)
RDS for SQL Server
RDS for Oracle
RDS for PostgreSQL
■何が便利?
現状自分が知りうるメリットについて↓
・本番環境のテスト環境を簡単に作成する事ができで、作成したステージングは安全に本番DBへ昇格させる事ができます。
・またステージングと本番の設定内容をコンソール上で比較する事ができます。
■公式の情報
公式の情報は以下です。
ここで説明する必要が何もないくらいにとても詳細に記載してあるので、本記事ではサラッと噛み砕いて見てもらえるようにしたいと思います!
データベース更新のために Amazon RDS ブルー/グリーンデプロイを使用する
■百聞は一見にしかず!
という事でとりあえずコンソールから確認してみようと思います!
■検証のRDSを作成
しました!(中は空です)
RDSのページからアクション欄にブルー/グリーンの項目がありますね
早速作成に進むと、ステージングの識別子やグリーンのエンジンバージョン、パラメータグループなどを設定する必要があるようです。
下部にはグリーンデータベースの推定コストも出しくれてます。
■プロビジョニングが進行…
実際に作成に進むとこんな感じで、プロビジョニングが進んでいきます。
この間ももちろんブルー側RDSのステータスは利用可能のままです。
中は空の状態で、30分くらいかかりました!
↓
■コンソール上で設定比較ができる
作成を完了後、設定を確認しようとすると、各種設定を並べて比較する事できるようです。
見た所、環境設定が違う場合はコメントしてくれてるっぽいですね(画面上部)
■ブルーとグリーンの切り替え
切り替えも右上アクションから行う事ができます。
切り替えの際も次の画象のように比較が可能です。
タイムアウトの設定も可能なので時間の制限も考えられそうですね。
■実際に切り替えてみる
実際に切り替えを実施してみます!
ステータスが切り替えに変わりました。
あっという間に終わりました!(2,3分ほど?)
■最後に
慣れが必要な感じはしますが、とても便利で直感的でもあるので実際の運用でも使いこなせるようになりたいですね!
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