開発者が手作業による図の作成に時間を費やす非効率性を解消するため、本書は「コードとしての図」（Diagrams as Code）ツールであるMermaid UMLの活用術を解説します。
MermaidはMarkdown風のテキスト定義を用いて、複雑なシステム構造やプロセスを迅速に可視化します。これにより、ドラッグ＆ドロップなしでドキュメントを効率的に作成・修正可能です。
本書では、ウォーターフォール開発の全工程をカバー：要件分析（ユースケース図、アクティビティ図）から設計（クラス図、シーケンス図）、そして検証フェーズ（ステートマシン図、デプロイメント図）まで、各段階でMermaid UMLを統合し、ドキュメントの陳腐化を防ぎ、効率的な開発（Doc-Rotの解決）を実現するための具体的な手法を提供します。

ウォーターフォール開発とMermaid UML活用術

導入：ウォーターフォールモデルとMermaid UMLの概要」

要件収集フェーズ：要件の集め方とMermaidの準備

要件分析フェーズ：要件の整理とUMLユースケースダイアグラムの作成

要件分析フェーズ：アクティビティダイアグラムを使ったプロセスフローのモデル化

設計フェーズ：システム構造の設計とクラスダイアグラムの活用

設計フェーズ：シーケンスダイアグラムによる相互作用の設計

実装フェーズ：設計からコードへの移行とMermaidの補助ツール活用

検証フェーズ：モデル検証の基礎とステートマシンダイアグラムの使用

検証フェーズ：全体モデルの統合検証とMermaidのデプロイメントダイアグラム

保守とまとめ：Mermaid UMLの継続活用とベストプラクティス

mermaid

ユウタ