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ICA・LFCS合格ガイド 〜日本語受験可能!Golden Kubestronaut達成に向けて〜
はじめに
概要
Golden Kubestronaut(CNCF全冠)を目指すにあたり、ICA(Istio Certified Associate)とLFCS(Linux Foundation Certified System Administrator)に合格しました。
日本語情報が少ない試験なので、他の受験者の参考になればと思い記事にしました。
CNCFの試験全般などに関してはこちらにも記載しているので、ぜひご参照ください。
自己紹介
- IT歴3年程度。仕事は社内のインフラ(主にクラウド)整備やセキュリティ対応、AIを利用したwebアプリ開発など
- プライベートでKubernetesクラスターを構築して個人運用
- Kubestronaut取得済み、Golden Kubestronaut達成に向けてCCA, CBA, CGoA, PCAも取得済み
この記事で分かること
- ICA・LFCSの基本情報と試験概要
- 実際に受験して感じた難易度
- 効率的な勉強法
- 日本語受験は可能か
試験の基本情報
| 試験名 | 正式名称 | 試験形式 | 試験時間 | 合格ライン | 費用 | 有効期限 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ICA | Istio Certified Associate | 実技式 | 2時間 | 68% | $250 | 2年 |
| LFCS | Linux Foundation Certified System Administrator | 実技式 | 2時間 | 67% | $445 | 3年 |
両方とも、仮想デスクトップに入ってターミナルを操作する実技型の試験です。
どんな人向けの資格か
ICA
- Kubernetesクラスター管理者、ServiceMeshを利用する分散サービスのネットワークエンジニア向けです
- ServiceMeshの代表格であり、L7ルーティングはおそらく最人気のIstioの概念と基本操作を学びます
LFCS
- システム管理者、インフラエンジニア向けです
- Linux環境の管理・運用に必要な実践的スキルを証明します
難易度(筆者見解)
ICA
CKAを取得している場合、演習に慣れるだけで十分で難易度は高くないです。
Kubernetes初心者からだと、基礎勉強に時間を使うかもしれません。
- Kubernetesの基礎知識(Service, Ingress, NetworkPolicy等)がある前提なら、Istioの概念と設定方法を理解するのは難しくないと思います
- 特にGateway APIとhttpRouteを学んでいれば、fault injection以外は書き方が変わる程度の感触で済みます。fault injectionも設定自体はdocumentにあるものを設定するだけで難しくないです
- セキュリティは主にmTLSの設定とAuthorization。前者はCKSの範囲の上設定は簡単です。後者はNetworkPolicyに近い感覚ですぐに覚えられます
LFCS
LPIC-1相当の知識があれば演習慣れだけで十分だと思います。
Linux初心者は基礎知識の習得に時間がかかる可能性がありそうです。
- 出題範囲は広いです。ユーザー管理、ファイルシステム、ネットワーク、サービス管理、セキュリティなどなど
- しかし、問題はパターンが限られているので、演習重視で勉強を進めれば、効率よく対策できます。理解もこちらの方が早くつく気がします
- 筆者はLPIC-2を取得しているため、事前知識があったのは有利だったかもしれません
勉強方法
KodeKloudのMock Examをしっかり解ければ合格レベルだと思います(両試験共通)
両試験ともパターンは限られるので演習重視がおすすめです。演習でわからないものを復習しましょう
かけた学習時間
| 試験 | 学習時間 |
|---|---|
| ICA | 10時間 |
| LFCS | 15時間 |
教材:KodeKloud
- 有料のクラウド関連全般の学習プラットフォームで、ICA、LFCS両方のコースが用意されています
- 料金は年間プランで$180、月間プランで$35です。(記事執筆時点)
- Mock Examで実践的な演習が可能です(ほぼこれ目的)。他のAssociate試験では生成AI勉強法も使いましたが、今回は実技試験なので環境付きの演習問題があった方が良いと思います。筆者はこれ1本で大丈夫でした。
- 動画教材もあり、英語ですが日本語字幕があります。ブラウザ翻訳が使えるNoteモードもあり、使いやすいです。ただ、筆者は知識習得は主に生成AIを活用したので、Mock Exam以外はあまり使いませんでした
受験時のTips
試験の日本語対応について
- Associate試験(CGoA, CBA, PCA, CCA)は英語のみでしたが、ICA, LFCSともに試験開始後、設定画面から英語・日本語を選択可能です
- ただし、ターミナルやドキュメントなどは英語のままです。日本語になるのは問題文のみです
時間配分
- ICA、LFCSともに演習に慣れていると解ける問題は本当にすぐ解けます。まずは解ける問題をサクサク解いて、後から解けない問題に取り掛かりましょう
- 筆者はICAは問題なく全問解けて、LFCSは5問ほど見慣れない問題だったので後回しにしました。LFCSは見慣れない問題でもコマンドのhelpなどを活用して手のつけようはあるので、部分点狙いで解いていき、83%で合格でした
所感
難易度について
- Kubestronaut → Golden Kubestronautにあたって、現時点でこの2つだけが実技試験です。
勉強することは多いかなと思っていましたが、問題パターンが限られるので特別苦労はしませんでした。 - 特にICAはドキュメントを素直に検索すれば大概の解決策が出てくるので、難易度は低いと思います。
- LFCSは英語が得意ならmanコマンドやhelpですぐ調べられるのかもしれませんが、筆者は英語が苦手なので初見の問題は時間がかかりました。。。
ICAの内容について
- IstioはCiliumを勉強してからだったので、service mesh自体は既知でインプットそのものにはあまり感動はありませんでした。
- ただ演習を通してできることの多さを実感できました。また筆者は大規模トラフィックサービスを構築した経験がないので、circuit breakerなどの意味を勉強できたのは良かったです。
LFCSの内容について
- LPIC-2を取得済みだったこともあり、知識として新しく得たものはありませんでした。(LPIC-2の内容を忘れているだけかもですが、ACL, SELinuxくらいでしょうか?)
- 正直、演習で解法を覚えていく暗記系の側面が強く途中で飽きてしまいました。ただ、ファイルシステムをパーティションから始めたり、iptablesの設定など面白い実技経験はいくつかありました。
- Golden Kubestronautを取るなら必要要件ですが、料金が高価なため、単独での取得は個人的にはあまりおすすめしないです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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