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Azure DevOps Marketplaceランキング(2025)

に公開
2026/01/01

0. はじめに

少し遅くなってしまいましたが、昨年に引き続き Azure DevOps Marketplace のランキング(2025年版) をまとめます。

2025年末時点で、Azure DevOps(以下 AzDO)向けには 約3,000件規模 の拡張機能が公開されています。
拠点・組織・プロジェクトの運用に合わせて拡張機能をうまく活用すると、AzDO をより効率的に使えるようになります。

本記事では Marketplace の各カテゴリ(Boards / Repos / Pipelines / Artifacts / Test Plans)から、「Installs(インストール数)」が多い拡張機能を上位5件 ずつピックアップしました。

調査方法(簡易)

  • Visual Studio Marketplace の Azure DevOps カテゴリを開く
  • 各カテゴリごとに「Installs」ベースで上位を確認(目視)
  • 上位5件について、Installs / Released on / Last updated を記録

1. Azure Boards ランキング

Rank Title Publisher Installs(前年→今年) Released on Last updated
1→ Azure DevOps Open in Excel Microsoft DevLabs 272,406→337,146 2016/10/29 8:54:05 2025/7/25 4:08:13
2→ SARIF SAST Scans Tab Microsoft DevLabs 201,105→211,623 2020/9/30 6:17:40 2024/11/28 22:55:39
3↑ Retrospectives Microsoft DevLabs 80,439→90,632 2019/1/16 12:05:05 2025/8/15 6:25:03
4↓ Delivery Plans Microsoft 81,540→84,936 2017/1/21 11:20:53 2025/2/14 10:56:11
5→ Work Item Visualization Microsoft DevLabs 64,772→69,710 2015/11/18 1:21:54 2023/5/10 17:59:51

Azure Boards は、AzDO を利用するうえで チームのタスク管理の中心 となる機能です。
ここに挙げた拡張機能は、Excel 連携(Azure DevOps Open in Excel) や セキュリティ分析(SARIF) など、プロジェクト管理をさらに便利にするものが目立ちます。

また、「Retrospectives」 が前年よりインストール数を伸ばして 3位にランクアップ しています。
レトロスペクティブ(振り返り)のテンプレート機能を提供し、アジャイル開発チームのワークフローを支援する拡張機能です。アジャイル/イテレーション型のプロジェクトが増えていることも背景にありそうです。


2. Azure Repos ランキング

Rank Title Publisher Installs(前年→今年) Released on Last updated
1→ Code Search Microsoft 221,498→237,350 2015/11/12 23:08:26 2025/12/17 17:52:39
2→ Pull Request Merge Conflict Extension Microsoft DevLabs 105,339→122,101 2018/1/24 3:31:24 2023/11/4 0:39:39
3↑ Jupyter Notebook Microsoft DevLabs 10,269→12,168 2018/10/26 9:10:50 2025/8/16 6:34:34
4↓ Pull Request Dashboard Ryan Stedman 10,822→11,515 2016/11/3 5:54:25 2020/3/30 3:13:02
5→ Create Pull Request Shayki Abramczyk 7,035→7,875 2019/7/15 22:21:43 2023/10/3 17:24:33

Repos まわりの拡張機能は、検索性 と プルリク運用 を強化するものが多く見られます。
「Code Search」はプロジェクト全体を横断検索できるため、規模が大きいリポジトリほど効果が出やすいです。Pull Request 関連の拡張は、レビューやマージの手続きをよりスムーズにしてくれます。

また 「Jupyter Notebook」 は前年より 2,000 ほどインストールを伸ばしており、データ分析・ML 系のチームにもメリットのある拡張として存在感が増しています。


3. Azure Pipelines ランキング

Rank Title Publisher Installs(前年→今年) Released on Last updated
1→ SARIF SAST Scans Tab Microsoft DevLabs 201,105→211,623 2020/9/30 6:17:40 2024/11/28 22:55:39
2→ SonarQube Server SonarSource 137,719→151,226 2016/12/2 19:53:50 2025/12/10 17:58:44
3↑ Terraform Microsoft DevLabs 109,620→131,925 2019/7/26 14:18:34 2025/5/28 1:59:35
4↓ Replace Tokens Guillaume ROUCHON 121,765→128,293 2016/3/2 0:16:51 2025/7/10 14:46:55
5→ SonarQube Cloud SonarSource 75,629→83,954 2018/1/26 22:57:52 2025/12/10 17:59:22

Pipelines 向け拡張機能は、静的解析 や CI/CD の効率化 を目的としたものが上位に並びます。
特に SonarQube 関連の拡張は コード品質向上 に直結するため人気が高く、「Replace Tokens」はビルド/リリース時の変数置換を柔軟に行える便利ツールとして定番です。

また、Terraform は IaC を前提とした運用では外せない存在で、前年から大きくインストール数を伸ばして ランクアップ しています。


4. Azure Artifacts ランキング

Rank Title Publisher Installs(前年→今年) Released on Last updated
1→ Machine Learning (classic) Microsoft DevLabs 9,815→10,275 2019/5/5 9:30:37 2023/8/16 6:52:16
2↑ Azure DevOps Dashboard Migration Microsoft DevLabs 3,298→4,288 2021/1/19 22:38:16 2025/5/7 19:57:14
3↓ Azure DevOps CLI Microsoft DevLabs 3,532→3,587 2017/11/16 0:18:40 2025/4/11 20:08:15
4🆕 Modern Requirements4DevOps Modern Requirements 3,048 2016/11/15 0:11:05 2019/1/19 7:49:32
5↓ Configurable Pipeline Runner CSE-DevOps 2,593→2,933 2020/4/28 0:57:35 2023/12/23 9:37:24

Artifacts まわりは NuGet パッケージやコンテナイメージに限らず、機械学習 や ダッシュボードの移行 など、周辺作業を支援する拡張もランクインしています。

「Machine Learning (classic)」は、現行の Azure Machine Learning ではなく 旧世代(classic) をサポートする拡張として一定の需要があるようです。
また、Modern Requirements4DevOps も比較的多くインストールされておりランキングに食い込んでいます。Work Item を起点に分析した情報をレポート化し、さまざまな形式で提供する機能のようです。


5. Azure Test Plans ランキング

Rank Title Publisher Installs(前年→今年) Released on Last updated
1→ Test & Feedback Microsoft 130,682→130,682 2015/11/10 7:04:54 2025/5/9 15:29:49
2↑ Offline Test Execution Microsoft DevLabs 8,870→9,335 2017/1/27 11:40:42 2018/4/12 5:37:02
3🆕 Enhanced Export PRO MSKOLD AB 5,849 2016/10/25 14:19:18 2025/11/24 18:13:08
4🆕 Code Coverage Protector Dave Smits 4,632 2017/12/5 6:31:46 2018/6/10 5:56:15
5🆕 View Latest Test Result Kees Verhaar 3,602 2016/3/22 23:28:31 2018/10/9 22:14:46

テスト管理に関する拡張機能では、「Test & Feedback」が圧倒的に利用されています。
実際に動かしながらのバグ報告やフィードバック がしやすくなるため、品質向上の観点でも定番のツールと言えます。

なお、昨年2位に入っていた Code Coverage Widgets は Marketplace 上で 廃止(非公開) となり、現在は新規ダウンロードできない状態になっています。


6. まとめ

  • Azure DevOps Marketplace には 約3,000件規模 の拡張機能が登録されており、今も継続的に更新されています。
  • カテゴリ別に上位を眺めると、Microsoft 公式(Microsoft / DevLabs) と、実務で定着している 定番OSS/サービス連携(SonarQube、Terraform など) が強いことが分かります。
  • 2025年の傾向としては、以下が特に目立ちました。
    • セキュリティ/品質(SARIF、SonarQube)
    • IaC/自動化(Terraform、Replace Tokens)
    • アジャイル支援(Retrospectives、Delivery Plans)
  • 「自社の AzDO をどう拡張しようか?」と悩んでいる方は、まずは上位の拡張(特に Microsoft 公式・定番どころ)から試してみると、効果を出しやすいと思います。

この記事が、Azure DevOps を利用するエンジニアのみなさんの一助になれば幸いです!
2026年以降も新たな拡張機能やアップデートが増えていくはずなので、継続的なウォッチをおすすめします。


リファレンス

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