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英文法(6):可算名詞・不可算名詞

2025/03/02に公開

可算名詞と不可算名詞の区別

1. 可算名詞と不可算名詞の違い

(1) 可算名詞

  • 数えられる名詞
  • 具体的で決まった形があるもの。
  • はっきりと1つ2つとカウント可能

例:

  • dog(犬)
  • cat(猫)
  • cell phone(携帯電話)

(2) 不可算名詞

  • 数えられない名詞
  • 気体・液体・粉・抽象概念など、形が定まっていないもの。

例:

  • vapor(水蒸気)
  • coffee(コーヒー)
  • sugar(砂糖)
  • happiness(幸福)
  • cheese(チーズ)
  • bread(パン)
  • iron(鉄)
  • wood(木材)

2. 判断のポイント

  • 具体的で決まった形があるかどうかが可算・不可算を分ける基準。
  • 形がはっきりしていれば可算
  • 形がなく、とらえどころのないものは不可算

3. 名詞ごとの見方の違い

名詞ごとに「必ず可算」「必ず不可算」と決まっているわけではありません。

(1) 可算と不可算が切り替わるケース

  • dog:ペットや動物としては可算。

  • もし食材としての犬肉を扱うなら不可算(meat扱い)。

  • cake

    • How many cakes did you eat?(ケーキいくつ食べた?)
      • 1個2個のケーキの形を意識。
    • How often do you eat cake?(ケーキってどれくらい食べる?)
      • 食べ物としてのケーキ全般を指す(不可算)。

このように、見方・意識の仕方で可算・不可算が変わることも重要なポイントです。

4. 間違えやすい名詞の一覧

名詞 可算・不可算 説明・注意点
advice 不可算 a piece of advice など部分表現を使う
information 不可算 数えずにまとめて扱う情報の集合体
furniture 不可算 ひとつひとつの家具は piece of furniture
paper 可算/不可算 a paper なら新聞1部、paper なら紙全般
hair 不可算 一本ずつの毛は a hair、全体なら不可算
luggage 不可算 まとめて荷物という単位
work 不可算 「仕事」は不可算、作品ならa work
glass 可算/不可算 a glassならコップ、glassならガラス(材質)
room 可算/不可算 部屋は可算、空間は不可算

5. まとめ

形がはっきりして数えられるものは可算名詞
形がなく、まとまりとしてとらえるものは不可算名詞
ネイティブの感覚を真似して、モノに対する「見方」を養うことが重要。

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