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英文法(6):可算名詞・不可算名詞
可算名詞と不可算名詞の区別
1. 可算名詞と不可算名詞の違い
(1) 可算名詞
- 数えられる名詞。
- 具体的で決まった形があるもの。
- はっきりと1つ2つとカウント可能。
例:
- dog(犬)
- cat(猫)
- cell phone(携帯電話)
(2) 不可算名詞
- 数えられない名詞。
- 気体・液体・粉・抽象概念など、形が定まっていないもの。
例:
- vapor(水蒸気)
- coffee(コーヒー)
- sugar(砂糖)
- happiness(幸福)
- cheese(チーズ)
- bread(パン)
- iron(鉄)
- wood(木材)
2. 判断のポイント
- 具体的で決まった形があるかどうかが可算・不可算を分ける基準。
- 形がはっきりしていれば可算。
- 形がなく、とらえどころのないものは不可算。
3. 名詞ごとの見方の違い
名詞ごとに「必ず可算」「必ず不可算」と決まっているわけではありません。
(1) 可算と不可算が切り替わるケース
-
dog:ペットや動物としては可算。
-
もし食材としての犬肉を扱うなら不可算(meat扱い)。
-
cake
-
How many cakes did you eat?(ケーキいくつ食べた?)
- 1個2個のケーキの形を意識。
-
How often do you eat cake?(ケーキってどれくらい食べる?)
- 食べ物としてのケーキ全般を指す(不可算)。
-
How many cakes did you eat?(ケーキいくつ食べた?)
このように、見方・意識の仕方で可算・不可算が変わることも重要なポイントです。
4. 間違えやすい名詞の一覧
名詞 | 可算・不可算 | 説明・注意点 |
---|---|---|
advice | 不可算 | a piece of advice など部分表現を使う |
information | 不可算 | 数えずにまとめて扱う情報の集合体 |
furniture | 不可算 | ひとつひとつの家具は piece of furniture |
paper | 可算/不可算 | a paper なら新聞1部、paper なら紙全般 |
hair | 不可算 | 一本ずつの毛は a hair、全体なら不可算 |
luggage | 不可算 | まとめて荷物という単位 |
work | 不可算 | 「仕事」は不可算、作品ならa work |
glass | 可算/不可算 | a glassならコップ、glassならガラス(材質) |
room | 可算/不可算 | 部屋は可算、空間は不可算 |
5. まとめ
✅ 形がはっきりして数えられるものは可算名詞。
✅ 形がなく、まとまりとしてとらえるものは不可算名詞。
✅ ネイティブの感覚を真似して、モノに対する「見方」を養うことが重要。
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