英文法(75):受動文バリエーションを直感的にマスター
受動文バリエーションを直感的にマスターしよう！
受動文（Passive Voice）には色々なパターンがありますが、
今回は授与型、目的語説明型、make型、to不定詞型の4つを簡単＆直感的に解説します！
A. 授与を表す受動文
例文
- Mary was given a trophy.（メアリーはトロフィーを与えられた）
- I was offered the job, but I turned it down.（僕は仕事をオファーされたけど断った）
ポイント
✨ 「あげた側」ではなく「もらった側」を主役にする！
[公式]
giveやofferは「人にも物にも焦点を当てられる」ので、どちらでも主語にできる！
別パターン
- A trophy was given to Mary.（トロフィーがメアリーに与えられた）
モノを主語にする場合は"to 人"をつけるよ！
B. 目的語説明の受動文
例文
- I think the guy was called Peter.（その男はピーターと呼ばれていたと思う）
- Her nails were painted bright pink.（彼女の爪は明るいピンク色で塗られた）
ポイント
🎨 受動文で「どうなったかの説明」もできる！
ただの受け身だけじゃなく、変化した状態や特徴も伝えられるのがポイント。
C. make型・知覚動詞型の受動文
例文
- My student was made to clean the toilet.（学生はトイレ掃除をさせられた）
- Mary was seen to cross the street.（メアリーは道を渡るのを見られた）
ポイント
🔋 原形だった動詞に"to"がつく！
能動文では「動詞原形」だったけど、受動文にすると"to"不定詞になるよ！
D. to不定詞と受動文のコンビネーション
例文
- I was asked to make a speech.（スピーチを頼まれた）
- We were all told to stay calm.（みんな落ち着くように言われた）
ポイント
🗓 未来志向がプラスされる！
to不定詞を使うことで、これからすることへの指示や依頼も表現できる！
E. 思考・伝達型の受動文
例文
-
One of last year's Nobel Prize winners is thought to be in jail. /wʌn əv læst jɪrz ˈnoʊbəl praɪz ˈwɪnɚz ɪz θɔt tu bi ɪn ʤeɪl/ （昨年のノーベル賞受賞者の1人は刑務所にいると思われている）
-
Her new book is expected to become an immediate bestseller. /hɚ nu bʊk ɪz ɪkˈspɛktɪd tu bɪˈkʌm ən ɪˈmidiət ˈbɛstˌsɛlɚ/ （彼女の新刊はすぐにベストセラーになると期待されている）
-
Jericho is said to be the oldest city in the world. /ˈʤɛrɪkoʊ ɪz sɛd tu bi ði ˈoʊldəst ˈsɪti ɪn ðə wɝld/ （ジェリコは世界で最も古い都市だと言われている）
-
The hostages are reported to be in good health. /ðə ˈhɑstɪʤɪz ɑr rɪˈpɔrtɪd tu bi ɪn ɡʊd hɛlθ/ （捕虜たちの健康状態は良いと報告されている）
ポイント
✨ 「思う」「言う」「伝達する」動詞とto不定詞を組み合わせる！
公式
F. It is said that型
例文
- It is said that Jericho is the oldest city in the world. /ɪt ɪz sɛd ðæt ˈʤɛrɪkoʊ ɪz ði ˈoʊldəst ˈsɪti ɪn ðə wɝld/ （ジェリコは世界最古の都市だと言われている）
ポイント
💬 "It is said that..." の形で情報を伝える！
itで始めると、主語をぼかして一般論っぽく言える！
G. be supposed to型（〜することになっている）
例文
-
We are supposed to be there by 7. /wi ɑr səˈpoʊzd tu bi ðɛr baɪ ˈsɛvən/ （僕たちは7時までにそこに着くことになっている）
-
Sorry, but you are not supposed to park here. /ˈsɑri bət ju ɑr nɑt səˈpoʊzd tu pɑrk hɪr/ （申し訳ありませんが、ここは駐車禁止です）
ポイント
🏢 社会的ルール・期待・決まりごとを表す！
公式
H. 句動詞の受動文
例文
-
My kids have been brought up to respect their elders. /maɪ kɪdz həv bɪn brɔt ʌp tu rɪˈspɛkt ðɛr ˈɛldɚz/ （私の子どもたちは年長者を敬うように育てられている）
-
The match has been called off. /ðə mætʃ həz bɪn kɔld ɔf/ （その試合は中止になった）
-
The big event will be talked about for years. /ðə bɪɡ ɪˈvɛnt wɪl bi tɔkt əˈbaʊt fɚ jɪrz/ （その大イベントは何年も語り継がれるだろう）
-
Don't worry. The tickets have already been paid for. /doʊnt ˈwɝri ðə ˈtɪkɪts həv ɔlˈrɛdi bɪn peɪd fɔr/ （大丈夫。チケットはもう支払い済みだから）
ポイント
✨ 句動詞（動詞＋前置詞）もまとめて受動文にできる！
まとめて一つの動作と考えよう！
公式
まとめ
- 思考・伝達系動詞では to不定詞で補足！
- It is said that型で主語ぼかしトーク！
- be supposed to型で社会ルール表現！
- 句動詞も受動文にまとめて使える！
受動文は「される」だけじゃない！ - 主語の選び方で視点が変わる
- 状態や変化も表現できる
- to不定詞を加えると指示・未来のニュアンスも出せる
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