📘

英文法 (41):SHALL の意味と使い方:進むべき道

に公開

SHALL の意味と使い方:進むべき道

▶ SHALL は「進むべき道」を示す助動詞

21世紀の現代英語では漸く出現頻度が低くなりましたが、法律文、フォーマルな場面では現実に残り、今なお「そうするしかない」を示す意味を表します。


A. 法律的表現

  • You shall not steal.
    /ju ʃæl nɒt stiːl/
    (盗んではならない)

  • Neither slavery nor involuntary servitude shall exist within the United States, or any place subject to their jurisdiction.
    / ˈniːðər ˈsleɪvəri nɔːr ɪnˈvɒləntəri ˈsɜːvɪtjuːd ʃæl ɪɡˈzɪst... /
    (奴隷もしくは自由でない務役は、アメリカ合衆国およびその法の実力が及ぶどんな場所でも、存在してはならない)


B. 確信 (必ずそうなる)

  • We shall all die.
    /wi ʃæl ɔːl daɪ/
    (私たちはみな死ぬことになる)

  • We shall never forget your kindness.
    /wi ʃæl ˈnevə fəˈɡet jɔːr ˈkaɪndnəs/
    (私たちは貴方の親切を絶対に忘れない)

  • You shall regret this!
    /ju ʃæl rɪˈɡret ðɪs/
    (後悔するぞ!)


C. Shall I...? / Shall we...? (しましょうか?)

  • Shall I help you?
    /ʃæl aɪ help ju/
    (お手伝いしましょうか?)

  • Shall we dance?
    /ʃæl wi dæns/
    (ダンスしましょうか?)

  • Let’s go to the party, shall we?
    /lets ɡoʊ tu ðə ˈpɑːrti ʃæl wi/
    (パーティーに行こうぜ,ね?)


ポイント

  • Shall I...? は自分の進む道を、誰かに問いかけてみるヌアンス
  • Shall we...? は相手を尊重するあたたかみのある推奨
  • フォーマルでは残るものの、日常では Shall I / Shall we の表現だけ覚えておけば十分

これらは「進むべき道」を示す助動詞の表現として、言い換えにするのでも、フォーマルな表現を作りたいときのためにも必要なフレーズです。

Discussion