英文法(93):現在完了形（have + 過去分詞）
現在完了形（have + 過去分詞）のニュアンス攻略
現在完了形は、「現在に焦点がある過去の出来事や経験」を表す文法です。「今」に迫ってくるような感覚、「手元に起こっていること」が重要なキーポイントになります。
✅ 基本構造と短縮形
- 構文: have/has + 過去分詞（p.p.）
- 三人称単数では has、短縮形も使われやすい（例：I've, He's, hasn't など）
例文：
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I have finished my homework. /aɪ həv ˈfɪnɪʃt maɪ ˈhoʊm.wɜːrk/ （※I'veにリダクション）
→ (（僕は、もう宿題終わったよ）) -
Ken has been busy since last week. /kɛn hæz bɪn ˈbɪzi sɪns læst wiːk/
→ (（ケンは先週からずっと忙しい）)
A. 間近に起こったことの表現
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Oh my gosh, he has peed his pants! /oʊ maɪ ɡɑʃ hiː həz piːd hɪz pænts/
→ (（げ、彼おもらししちゃったよ！）) -
Look. It's stopped raining. /lʊk ɪts stɑpt ˈreɪnɪŋ/
→ (（見て。雨がやんだわよ）) -
Have you heard from Geoff? /həv juː hɜrd frəm dʒɛf/
→ (（ジェフから連絡あった？）)
解説：
過去形（He peed his pants.）は単に「終わった」ことを述べるだけ。一方、現在完了形（has peed）は、まさに今起こったばかりで、それが「今ここに迫ってくる」感じ。
● just, already, yet の使い方
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I've just met her. /aɪv ʤəst mɛt hɜr/
→ (（彼女に会ったばかりだよ）) -
I've already done that. /aɪv ɔlˈrɛdi dʌn ðæt/
→ (（それ、もうやっちゃったよ）) -
Have you finished your dinner yet? /həv juː ˈfɪnɪʃt jʊər ˈdɪnər jɛt/
→ (（もう晩ご飯食べ終わった？）) -
No, not yet. /noʊ nɑt jɛt/
→ (（ううん、まだ終わってない）)
文法メモ：
- just = たった今（手元感の強調）
- already = すでに（完了）
- yet = まだ（未完）→ 疑問・否定で使う
B. 経験（〜したことがある）
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I've eaten fried ants. /aɪv ˈiːtn fraɪd ænts/
→ (（私はフライしたアリを食べたことがある）) -
I've enjoyed many fascinating adventures. /aɪv ɪnˈʤɔɪd ˈfæsnˌeɪtɪŋ ədˈvɛnʧərz/
→ (（僕は数多くのすばらしい冒険を楽しんだことがある）) -
We've been to Machu Picchu. /wiːv bɪn tu ˈmɑːʧu ˈpiːʧu/
→ (（僕らはマチュ・ピチュに行ったことがある）)
● ever / never の使い方
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Have you ever loved someone? /həv juː ˈɛvər lʌvd ˈsʌmwʌn/
→ (（誰かを愛したことありますか？）) -
I have never played golf. /aɪ həv ˈnɛvər pleɪd ɡɑlf/
→ (（ゴルフをやったことがありません）)
ポイント：
- ever = 疑問文（at any time）
- never = 否定文専用（not at any time）
「行ったことがある」の be動詞バージョン
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Colin's been to over 70 countries. /ˈkɑːlɪnz bɪn tu ˈoʊvər ˈsɛvnti ˈkʌn.triz/
→ (（コリンは70以上の国に行ったことがある）) -
My older sister has been to the Great Wall of China. /maɪ ˈoʊldər ˈsɪstər hæz bɪn tu ðə ɡreɪt wɔl əv ˈʧaɪ.nə/
→ (（僕の姉は中国の万里の長城に行ったことがある）)
→「行ったことがある」には go ではなく be動詞 が使われることに注意。
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