英文法(25):基本副詞: so, such, too, rather, now, then
基本副詞: so, such, too, rather, now, then
本記事では英語で頻繁に使われる基本副詞_so, such, too, rather, now, thenについて、意味や使い方をわかりやすく整理します。各副詞は単語としての機能だけでなく、文全体のニュアンスや強調の方向性を大きく左右します。
1. SUCH /sʌtʃ/
▶ 基本イメージ: 矢印
- "そのような / このような"。これまでの言句や状況を指して「そのような」を表します。
▶ 例文
-
Such dedication is hard to find these days.
/sʌtʃ ˌdɛdɪˈkeɪʃn ɪz hɑːd tuː faɪnd ðiːz deɪz/
(そのような熱意は最近まれに見られない) -
Shinobu is such a geek!
/ˈʃɪnəbuː ɪz sʌtʃ ə ɡiːk/
(しのぶはすごいオタクだね) -
I’ve never seen you wearing such bright colors.
/aɪv ˈnɛvə ˈsiːn juː ˈweərɪŋ sʌtʃ braɪt ˈkʌləz/
(そんな明るい色を着ているのを見たことない)
▶ フレーズ
- such as ...(〜のような)
- such that ...(とても〜なので)
2. TOO /tuː/
▶ 基本イメージ: 行きすぎ
- 強調表現。常に否定的なニュアンスを伴います。
▶ 例文
-
I thought the movie was too long.
/aɪ θɔːt ðə ˈmuːvi wəz tuː lɒŋ/
(その映画は長すぎると思った) -
It’s too hot to play tennis.
/ɪts tuː hɒt tuː pleɪ ˈtɛnɪs/
(暑すぎてテニスができない)
▶ フレーズ
- too ... to ...(〜すぎて...できない)
3. RATHER /ˈrɑːðə/
▶ 基本イメージ: 対比
- 強調だが、それほどの強調ではない。"むしろ"、"かなり"というニュアンス。
▶ 例文
-
This steak is rather tasteless.
/ðɪs steɪk ɪz ˈrɑːðə ˈteɪstləs/
(このステーキ、むしろ味がないよね) -
I’d rather stay home tonight.
/aɪd ˈrɑːðə steɪ həʊm təˈnaɪt/
(むしろ今夜は家にいたい)
▶ フレーズ
- rather than ...(〜というよりも)
- would rather ...(〜する方がよい)
4. NOW /naʊ/
▶ 基本イメージ: 今 + 勢い
- 現時点、または「さあ」と話を切り出す勢いをもたらします。
▶ 例文
-
Now, let’s move on to the next item on the agenda.
/naʊ lɛts muːv ɒn tuː ðə nɛkst ˈaɪtəm ɒn ðə əˈdʒɛndə/
(さあ、次の課題に行こう) -
Now, if I were the boss, I’d give everyone a raise.
/naʊ ɪf aɪ wɜː ðə bɒs aɪd ɡɪv ˈɛvrɪwʌn ə reɪz/
(もし僕がボスだったらみんなに昇給させるよ)
▶ フレーズ
- by now(今頃は)
- just now(たった今)
- for now(今のところ)
5. THEN /ðen/
▶ 基本イメージ: いち時点
- 過去・未来の特定時点を指すほか、会話のつなぎにも使用。
▶ 例文
-
We went to Los Angeles and then to Las Vegas.
/wi wɛnt tuː lɒs ˈændʒəliːz ənd ðen tuː læs ˈveɡəs/
(ロサンゼルスへ行って、それからラスベガスへ) -
Okay then, we’ll all meet here next Wednesday.
/ˈəʊkeɪ ðen wiːl ɔːl miːt hɪə nɛkst ˈwenzdeɪ/
(じゃ、来週の水曜日にここに集合しよう)
▶ フレーズ
- even then(たとえそのときでも)
- by then(その時までには)
- if ... then ...(もし〜ならそのときは)
まとめ
- so: 感情の強調や結果の繋ぎとして使う
- such: それまでの言語や状況を指して強調
- too: 行きすぎや否定的意味での強調
- rather: 対比表現としての使い方
- now: 勢いを伝える「さあ」表現、時間表現
- then: 時点表現、文脈の接続に活躍
これらの基本副詞を使いこなすことで、英語の話し方・書き方に深みと説得力が増します。
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