英文法(50):前置詞の意味は"位置関係"だけじゃない！

前置詞の意味は"位置関係"だけじゃない！ネイティブ感覚で学ぶ前置詞フレーズ集

英語の前置詞にはそれぞれ基本イメージがあります。位置だけではなく、動きや感情、抽象的な関係まで表す力を持っています。本記事では、代表的な前置詞の図解と例文、そして日常でよく使われるフレーズを音声・発音とともに紹介し、「ネイティブの感覚」に近づける解説をしていきます。

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1. among：～の中、～のあいだ（ごちゃごちゃ・集合体）

基本イメージ：ごちゃごちゃした集団の中

• It'll be tough to spot her among all these people.
  /ˈɪɾl bi tʌf tə spɑt ɚ əˈmʌŋ ɔl ðiz ˈpiːpəl/
  ((この人たちの中で彼女を見つけるのは大変))

• Talk among yourselves until I get back.
  /tɑk əˈmʌŋ jɚˈsɛlvz ənˈtɪl aɪ ɡɛt bæk/
  ((私が戻ってくるまで君たちのあいだで話し合いなさい))

フレーズ例：

• among other things（とりわけ）
  He talked about the crisis, among other things.
• among the best（最上級の中の一つ）

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2. around：～のまわり・およそ

基本イメージ：円や囲む感覚

• We sat around the kotatsu to keep warm.
  /wi sæt əˈraʊnd ðə koʊˈtɑtsu/
  ((こたつのまわりに座った))

• We got back around midnight.
  /wi ɡɑt bæk əˈraʊnd ˈmɪdnaɪt/
  ((夜の12時頃に帰った))

フレーズ例：

• get around（動き回る・噂が広がる）
• get around to ~ing（～する余裕ができる）

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3. at：～で、～に、～の点

基本イメージ：一点・ピンポイント

• I got ripped off at that restaurant.
  /aɪ ɡɑt rɪpt ɑf æt ðæt ˈrɛst(ə)rɑnt/
  ((あのレストランでぼられた))

• She is really good at English.
  /ʃi z ˈrɪəli ɡʊd æt ˈɪŋɡlɪʃ/
  ((彼女は英語が本当に得意))

フレーズ例：

• at first（最初は）
• look at(を見る)
• laugh at (を笑う)
• be good at(が得意)
• not~at all(全く~でない)
• at present(現在)
• at last(最後に・とうとう)
• at best / at worst（せいぜいよくても／最悪でも）
• at least(少なくとも)
• at will（思いのままに）
• at present / at the moment（現在）
• at once（すぐに）
• at a time(一度に)
• at times(時々)
• at once(同時に)
• at will(思いのままに)

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おわりに

前置詞は「意味」で覚えるより、「イメージ」で捉えるのが圧倒的に効果的です。本記事の例文とビジュアルを参考に、音とリダクション込みでまるごと覚えてみてください。