英文法(94):現在完了形の4大パターンとその核心理解
現在完了形の3つの継続パターンを極める
現在完了形(have/has + 過去分詞)は、「今も続いている」「過去から現在までの連続した状態」を表すことができます。この「継続」の感覚をしっかりつかむことが、自然な英語の理解につながります。
1. 過去から今までの状態が続いている
a. We’ve been partners for 3 years.
/wiːv bɪn ˈpɑːtnərz fə θriː jɪəz/ (私たちは3年間パートナーです)
→ 過去形との比較:We were partners for 3 years.(私たちは3年間パートナーでした)
文法解説:have been を使うことで、3年前から現在まで関係が続いていることを強調する。
2. 過去から今も続く動作
b. I’ve lived in Nagoya since 2001.
/aɪv lɪvd ɪn nəˈɡəʊjə sɪns tuː ˈθaʊzənd ənd wʌn/ (2001年から名古屋に住んでいる)
文法解説:since(起点)や for(期間)と一緒に使うことで、「今まで続いている」動作を表現できる。
c. The M40 has been under construction for weeks.
/ðə em ˈfɔːti hæz bɪn ˈʌndə kənˈstrʌkʃən fə wiːks/(M40(英国の高速)は何週間も工事中です)
3. 「最近どう?」の定番フレーズ
d. How have you been?
/haʊ həv jə bɪn/(最近どうしてた?)
表現解説:「久しぶり」のあいさつでよく使う。How are you? ではなく、「ここまでの体調どうだった?」という視点。
フレーズで理解する「継続」と相性の良い語句
● for + 期間(〜の間)
-
We’ve been best friends for 10 years.
(私たちは10年間親友です)
● since + 起点(〜以来)
-
We’ve been best friends since 2000.
(2000年以来親友です)
注意:since と ago は一緒に使えない。
❌ I’ve had a part-time job since 6 months ago.
✅ I’ve had a part-time job for 6 months.
文法解説:since は現在から「ある一点」に向けての起点。ago は過去のある時点を示す。両者の視点がぶつかるため非文法的になる。
応用フレーズ:結果や背景の継続をにじませる
a. 14 years have passed since I came to Japan.
(日本に来て14年がたつ)
b. I’ve worked hard all day.
(ずっとがんばってきた)
文法解説:「一日中がんばってきた」のように、all day などの語とともに「過去→今まで続く労力」を伝える。
結論
現在完了形の「継続」は、ただの過去形とは異なり、「今も続いている」感覚が核です。特に for, since の感覚をつかむことで、自然な英語表現ができるようになります。
学びのポイント:
- for → 期間 / since → 起点(使い分けを体感)
- 発音では “have/has” のリダクション(例:we’ve, she’s, I’ve)に慣れる
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