英文法(21):限定の副詞と程度副詞の使い方
限定の副詞と程度副詞の使い方:英語を自然に使いこなすためのポイント
英語には副詞を使って情報を「限定」したり「強めたり」する多彩な表現があります。本記事では、限定位置に置かれる副詞の用法や、程度を表す副詞のニュアンスについて、例文とともに解説します。英語をより自然に使いこなすための副詞の理解を深めていきましょう。
SECTION 2: 限定の副詞
A. 限定一般
副詞が限定の働きを持つ場合、それは修飾したい要素の直前に置かれます。以下に例を示します。
例文
-
These shoes are ridiculously expensive.
/ðiːz ʃuːz ɑːr rɪdɪkjʊləsli ɪkˈspensɪv/
(この靴はばかばかしいほど高いよ) -
The tea was steaming hot.
/ðə tiː wəz ˈstiːmɪŋ hɑːt/
(そのお茶、汚きが出るほど熱かった) -
You stole it just because your mates told you to?
/juː stoʊl ɪt dʒʌst bɪˈkɔːz jʊər meɪts toʊld juː tuː/
(友達にそうされただけで盗んだの?)
限定副詞は、程度や理由、範囲、位置などを特定し、文の意味を絞り込む役割を果たします。
B. 自由に限定
限定したい要素の前に副詞を置くことで、修飾する対象を明確にできます。
例文
-
She married him only for his money.
/ʃi ˈmærid hɪm ˈəʊnli fɔː hɪz ˈmʌni/
(彼女は他のお金目当てで結婚しただけだよ) -
My students answer questions only when I point to each one individually.
/maɪ ˈstjuːdnts ˈænsər ˈkwestʃənz ˈəʊnli wen aɪ pɔɪnt tu iːtʃ wʌn ɪnˈdɪvɪdjʊəli/
(私が指さしたときだけしか答えないんだ)
C. 程度副詞
度合いを限定する副詞は、使われる言葉や文脈によって意味が大きく変わります。
例文
-
He is so annoying.
/hiː ɪz səʊ əˈnɔɪɪŋ/
(他はすごくうるさいよ) -
That is totally out of the question.
/ðæt ɪz ˈtəʊtəli aʊt əv ðə ˈkwestʃən/
(それは全くもって問題外だよ)
さまざまな程度副詞の表現
- very (とても) / ˈvɛri/
- absolutely (完全に) / ˈæbsəluːtli/
- too (すぎる) /tuː/
- really (本当に) /ˈriːəli/
- quite (かなり) /kwaɪt/
- pretty (かなり) / ˈprɪti/
- fairly (たいしたる) / ˈfeəli/
- a bit / a little (少し) / ə bɪt/, /ə ˈlɪtl/
- hardly / barely (ほとんどない) /ˈhɑːdli/, /ˈbeəli/
- rather (わりと) / ˈrɑːðər/
まとめ
副詞は、言葉のつなぎにおける「加え」のような存在です。限定や度合いを加えることで、意図する内容をより清晰に、より伝わりやすく表現できます。あなたもあらゆる副詞表現を自然に使いこなせるようになりましょう。
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