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英文法(13):英語の「it」と「one」完全攻略
英語の「it」と「one」完全攻略：意味・使い分け・ネイティブ感覚を極める
英語の代名詞 "it" と "one" は、一見単純ながら非常に奥深い意味と使い分けがあり、自然な英語表現には欠かせません。本記事では、強調構文や一般性を表す表現まで、実例とともに丁寧に解説します。
🧠 it + that 節 vs it + to 不定詞：文法構造と強調の違い
🔷 it + to 不定詞：客観的事実や評価を示す
-
It is surprising that he agreed to this deal.
/ɪt ɪz səˈpraɪzɪŋ ðæt hi əˈɡriːd tu ðɪs diːl/
→「彼がこの取引に同意したのは驚きだ」
この構文では 「何がどうだ」 を述べたいときに使います。形としては：
🔷 it + that 構文（強調構文）：ある要素を強調する
-
It was my little sister that stepped on the cat yesterday.
/ɪt wəz maɪ ˈlɪtl ˈsɪstɚ ðæt stɛpt ɑn ðə kæt ˈjɛstɚdeɪ/
→「猫を踏んだのは妹だったんだよ！」
この文は、誤解を正したり、ある情報を特に際立たせたいときに使われます。
❗ 文法的な見分けポイント：
- 「that」以下が完全な文なら it + to 不定詞（説明）
- 「it was ... that ～」の形で構成され、前の文から要素を抜き出すなら強調構文
👥 一般性を表す代名詞の使い分け
① you = 一般人全般（カジュアル）
-
You need a visa to travel to China.
→「中国に行くにはビザが必要だよ」
日常会話でよく使われ、「人ってさ～」のニュアンス。
② we = 所属意識を含む集団
- We shall fight terrorism all the way.
「私たち国民」や「クラブのメンバー」など、仲間意識を表現。
③ they = 世間一般
- They say life begins at 40.
「世間ではこう言われている」的な使い方。受け身の表現にも近い。
④ people = 客観的な「人々」
- People always want what they cannot have.
少し距離感を持ち、観察的な語り口になる。
⑤ one = 高級感・格式ばった言い回し
- One should never take love for granted.
フォーマルで中立的。文語やスピーチでよく使われる。
🔁 代名詞 one のもう一つの使い方：前に出た名詞の言い換え
例文
- My cell phone is broken, so I need to buy a new one.
- My brother bought an iPod, so I got one too.
- Which is your daughter? — The one with the ponytails.
- What kind of guys do you like? — Ones with a good sense of humor.
ポイント
- 「one」は 可算名詞の代わり に使える。
- 不可算名詞には使えない（例：red wine → ×red one）
- 修飾語なしの「a one」はNG。「a small one」はOK
- 先に出た文脈にある名詞をしっかり指していること
🎓 学習のまとめ
| 機能 | 代名詞 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 説明・評価 | it + to不定詞 | 状況や行動を評価する |
| 強調 | it + that構文 | 特定の要素を際立たせる |
| 一般人全般 | you / we / they | 話し手・世間・仲間などの意識で変化 |
| 文脈名詞の代用 | one | 前文の名詞を繰り返さない工夫 |
✅ この記事を読んだらやること
- 自分で強調構文を3パターン作ってみる
- 「one」を使って会話をリライトしてみる
- フォーマル文体とカジュアル文体の違いを意識して比較
このように「it」と「one」の正確な使い方を知ることで、ネイティブの感覚にぐっと近づけます。英語力の土台を築く大事な一歩として、ぜひ繰り返し声に出して練習してください。
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