Japan Power Platform Community Caravan in 広島 に参加してみた
会社のワーケーション制度を利用して、広島に行って、Japan Power Platform Community Caravan in Hiroshima に参加しました(*'▽')
内容自体はクローズドで、ここだけの話も多いので雰囲気だけレポートします!
Japan Power Platform Caravan とは?
毎年2月くらいに日本各地で 【つながる】【ひろげる】 をテーマに行われるイベントです。
Japan Power Platform Community Caravan では、 Power Platform で【つながる】 【ひろげる】 をテーマに各地でイベントの開催を行います。
日本各地のロケーションにて Power Platform ユーザーとのネットワーキングを作成してもらうことをベースにイベントの開催を日本各地で開催させていただきます。
※Connpassより引用
今後、以下で開催予定です(*'▽')
- 2月28日(土)@石川県
このレポートを読んで、気になるなぁ……👀って方はぜひ行ってみてください。
会場の雰囲気
会場は満席!!! 文字通り、ぎゅうぎゅう詰めでした。
Connpass を見る限り、運営を含めて25人くらいの申し込みがあり、おそらくドタキャンなく全員参加されていたように思います。コミュニティイベントでは「申し込んだけど結局行けなかった💦」ということも多く、歩留まり(実際の出席率)が6割くらいになる事もよくあります。今回のイベントは強い思いを持っている方が多いのだなと感じました。
どんな人が来ているの?
職種 / 技術レベル
初心者~逸般の誤家庭の方まで様々な方がいらっしゃいました(アンケートのグラフ画像は撮り忘れたので、自己紹介で聞いた属性をもとに書いてます)
- 地方自治体の講座などで Power Platform の勉強をしているヒト(初心者)
- 業務で Power Platform を利用しているヒト(非IT職種で業務を効率化したいヒト)
- Power Platform での改善活動を広めているヒト(DX推進などの担当者)
- IT 管理の仕事をしているヒト(M365 や Power Platform の管理をするヒト)
- Microsoft MVP
- Power Platform オタク
居住地
居住地も広島に限らず、様々な場所からいらしていました。
- 広島県
- 山口県
- 兵庫県(私!!!)
- 愛知県
- 東京都
etc
どこに在住なのかを聞き忘れましたが、福岡県の会社の方とも名刺交換をしました。東京以西、各地からいらっしゃっていたという印象です。
性別
男性が多めでしたが、女性も5名(私含む)ほどいました。私は Power Platform 関連の研修をすることもあります。仕事で関わる研修では女性の受講が多いにも関わらず、コミュニティイベントになると男性ばかりになるので、女性が複数人いたこともとても嬉しかったです!(^^)!
何をしたの?
「Microsoft Power Platform なんでも意見交換会」と題して、事前アンケートで頂いた以下のお題に対してディスカッションを行いました。
- 会社で Power Platform を使用して、社員を驚かせるような仕組みを作成しようと考えています。機能の調査や検証は、皆さんどのように行っていますか?
- 会社で Power Platform を浸透させたいが、社員にどうしたら勉強に取り組んでもらえますか? また問題点の分解方法は?
- 運営している社内・社外コミュニティを活性化させるにはどうしたらいいですか?
- デジタル・DXに取り組む人が正しく認められる・評価される世界にするにはどうしたらいいですか?
内容に関してはクローズドだからこその話もあったと思うので、細かい話はココに書くのは控えます。
全てのお悩みに共通するのは「他者に伝える」「他者を動かす」為にどうすれば良いのか?という事だと思います。これってかなり難しいですよね。自分のことなら自分で決めて行動すれば良いだけですけど、他者の行動を動かす場合はその人が「行動する」と決められるように誘導をかける必要があります。
この提案理解を促すための施策と他者が「行動する」と決めた後の導線設計の施策が今回のイベントの大きなテーマだったように思います。その為、今回のレポートではヒトの行動について改めて調べ、考えを整理してみることにしました。
ヒトの行動とは?
ヒトの行動は以下の3種類に分けられます。
- 意識的な行動
- 無意識的な行動
- 行動しない
意識的な行動の代表例は資格取得や高額な買い物です。意識的な行動は「仕事で必要だから取得した」というように行動理由を明確に説明できます。
一方、無意識的な行動の代表例は「寝る前に歯を磨く」というような長年の習慣や「コンビニで限定スイーツを買う」というような衝動での行動です。なんでそうしているの?と理由を問われても説明できないものが多いです。
ヒトはこの2種類を状況に応じて使い分けています。
意識的な行動
どのようなメカニズムで起こるのか
行動には理由があるという考え方は心理学・行動科学では 計画的行動理論 と言われるそうです。
計画的行動理論とは
-
態度
その行動を自分がどう思っているか -
主観的規範
自分から見て、周りはその行動をどう思っているように見えるか -
知覚された行動コントロール
自分に出来そうか
の3点を考えて、行動意図(やる気)が生まれ、実際の行動に繋がるという考え方です。
例えば「ITパスポートを取得する」という行動に対して
-
態度
合格したら自信になる -
主観的規範
上司が取得に対して前向き -
知覚された行動コントロール
通勤時間にアプリで勉強できそう
というように全て前向きに揃うと「ITパスポートを取得しよう!」という行動意図が生まれて、「ITパスポートを取得する」という行動が実現する確率が高くなります。
一方で以下のように態度は前向きでも、主観的規範や知覚された行動コントロールにマイナス要素があると実際の行動まで繋がりにくいです。
-
態度
合格したら自信になる -
主観的規範
上司が取得に対して批判的 -
知覚された行動コントロール
育児で勉強時間が取れなさそう
コミュニティで意識的な行動をさせるには?
計画的行動理論を学ぶと、自分ひとりで行動すると決めているように見えても、他者の考え方や自分が置かれた環境の影響を強く受けているということが分かります。コミュニティの中の行動も意識的か? 無意識的か? を考え、意識的な行動は計画的行動理論に当てはめながら施策を考えてみると良いと思います。
例えばコミュニティの中では「登壇する」というのは意識的な行動の1つです。計画的行動理論に当てはめると次のような施策が有効と思います。
-
態度がプラスになるような活動
- 登壇メリットの提示
- 登壇者たちの感想の紹介
- 初登壇歓迎の意思表示
-
主観的規範がプラスになるような活動
- 登壇サポート制度の提供
- 資料作成・リハーサル参加などプロセスごとの賞賛
-
知覚された行動コントロールがプラスになるような活動
- 登壇テンプレートの提供
- 登壇内容相談会の設置
- 練習イベントの設置
無意識的な行動
無意識的な行動の種類
無意識的な行動は以下の2種類に分けられます。
- 衝動
- 習慣
衝動とは「ボールが飛んできたので取った」というように考えるより先に体が判断して動くことです。衝動に対して、コミュニティができることはほぼないと思われますので、今回は割愛します。
習慣は「寝る前に歯を磨く」というような最初は意識的だった行動が無意識化することです。
最初は歯磨きの歌を聞きながらやっていた「歯磨き」という行動がいつの間にか手順を覚え、歌がなくても自動的にできるようになります。習慣化するまで継続するのは難しいことですが、一度覚えてしまえばストレスなく習慣化した行動を実行できます。
無意識的な行動に対してコミュニティができるコト
習慣化には同じパターンで繰り返すことやこのタスクをこなすと良いことがあるという認知が大事です。コミュニティでは繰り返しやすくする環境作りや導線設計、報酬設計などを行うことによってメンバーの習慣化を手伝い、コミュニティの活性化を図ることができます。
例えば次のような施策が考えられます。
-
リアクションを習慣化する設計
- 同じ曜日/時間に投稿する
- 投稿の最後に「これを読んだら 👍 ください」と一言そえる
- イベント開始/終了時に「(盛り上げの為に)👏 のリアクションを押してください」と指示
-
コメントを習慣化する設計
- 今週の気づきを共有するスレッドを立てる
- 運営の呼びかけでイベント中に一言だけ気づきや感想をアウトプットさせる
-
学習を習慣化する設計
- 同じ曜日/時間にもくもく会を開く
- もくもく会での成果を発表→評価する場を設ける
- 学習終了→デジタルバッジを付与して達成感を与える
- コミュニティ内にスタディサプリのような仕組みを作り、他者と競えるようにする
行動しない
行動しない要因
これまで「行動する」ことを選択する場合に焦点をあててきました。一方でコミュニティには「行動しない」ことを選びがちなヒトもいます(というか、こちらの方が多い場合もあります)
なぜ行動しないのか?ということを考えてみると、2つの可能性があります。
- 行動して失敗する方が何もしないことより悪く感じられる(行動しなかったことは「仕方ない」で済ませられるが、行動しての後悔は引きずるというパターン)
- 変わること自体が怖い(勇気が必要)なので現状を維持したい
これらの考え方は完全にゼロにすることはできません。
ただコミュニティの設計次第では行動しない→行動するに移行できることもあります。
行動しないヒトに対するアプローチ
行動しないヒトはちょっと面倒くさがりだったり、みんなと同じでいたい(突出したり、いらぬ恥をかきたくない)ヒトが多い気がします……(´・ω・`)
その為、以下のような考え方で施策を打つことが重要です。
- 省エネで行動するために行動コストを下げる
- 行動しないデメリットを見える化する
- 行動するのが普通という空気を作る
例えば次のような施策があります。
- 行動コストを下げる施策
- 複数人での登壇の打診(チームによって1人1人の負荷を下げる)
- やってほしいリアクションの指定(リアクションを選ぶ手間を下げる)
- 行動しないデメリットの見せる施策
- 質問したヒトと質問しないヒトの開発工数の違いを説明
- 行動する事が普通という空気を作る施策
- 「今週は〇名リアクションがありました!」と他の人もやっていることを示す
- どんなに小さくても行動したことに対して反応する
- 「失敗はない」ということを示す
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
今回のイベントで「行動」に対して、改めて考え直すことができて、とても有意義だったと思います。技術コミュニティが身近な IT 業界でも社外コミュニティに参加して、情報収集される方はそう多くありません。技術コミュニティと縁遠い業種の方はなおさらどうしたら良いのか分からないことが多いです。そうした方々に寄り添って、馴染みやすく理解しやすい行動ステップを作っていけるヒトになりたいと思います。
参考文献
以下は参考文献です。 Copilot さんのお力添えのおかげで何とか読むことができました( ´艸`)
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