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はじめての Power Apps どうやるの? アプリ作成の基本と学習方法

に公開

はじめに

みなさん、ごきげんよう♪ 百合宮桜(Miyu)です(≧▽≦)
Microsoft Build や パワプラ関ヶ原など大きなイベントに立て続けに参加したことで Power Platform 熱があがっている方もたくさんいるのでは!?

今日は Power Apps ってどうやって作るの?というのを簡単に解説したいと思います。
Microsoft 365 のライセンスで利用できるキャンバスアプリの作成方法を紹介します。

自動生成を活用しよう

Power Apps には様々な自動生成機能がございます。これらの機能だけで希望通りのアプリを作る……というのは正直ムズカシイですが、どんなものができるか?を勉強したり、たたき台を作るのには最適です。
業務を効率化したいけどどうすればいいやら……というヒトはまずこれらの機能を使って、アプリ化のイメージを作ってみるとアイデアが出やすくなると思います✨

プランデザイナー

Power Apps にアクセスすると、ドーンと出てくる「計画を立てましょう」
これはプランデザイナーというもので、有償ライセンスをお持ちの方だけが使える機能です。

自然言語でこんなアプリが作りたい!と頼んだり、Word や Excel のドキュメントをよませると Copilot が要件定義→データ設計→作成まで一手に引き受けてくれます。

Microsoft 365 の範囲内での自動生成

Microsoft 365 のライセンスの範囲内で使いたいんだよーという方は左側のメニューで「作成」をクリックしましょう。

そうするとアプリの作成方法が様々出てきます。
「アプリを作成する」の中で Microsoft 365 のライセンスの範囲内で利用できるのは右側の3つです。

データで開始する

「データで開始する」はその名の通り、リストを基に Power Apps アプリを作成する方法です。Microsoft 365 のライセンスの範囲では SharePoint Lists や Excel をデータソースに利用することができます。データソースは1つしか指定できないので、1つのデータソースからアプリを作りたい方におすすめです。


作成されるアプリはレスポンシブル(スマートフォンとPCの両方の画面サイズに対応できる仕様)になります。


レスポンシブルアプリの作成や管理は初心者には少しムズカシイので、組織で長くメンテナンスしながら使っていくならば、別の方法を取ったほうが良いかもしれません。

ページデザインで開始する

「ページデザインで開始する」は名前の通り、デザインベースでアプリを作成する方法です。

赤枠が Microsoft 365 のライセンス範囲内で利用可能なものです。

※「外部データに接続したギャラリー」は「データで開始する」と同じ仕組みでデータからのアプリを作成します。

デザインが好きな方は「画像または Figma ファイル」で始めると、とっつきやすくておすすめです!
ただ、作成時に接続できるデータソースは Dataverse のみです。Dataverse 以外のデータソースを利用される場合は Power Apps の編集画面からデータを追加してください。

以下のページデザインはレスポンシブルで作成されますので、お気を付けください。

  • 外部データに接続したギャラリー
  • 分割画面
  • サイドバー
  • ヘッダー、メインセクション、フッター

自動生成を使わずに作る方法

空のキャンバスを使用して開始

Excel の空白のブックと同じように、テンプレートを使わず、真っ白なキャンバスから作成したいというヒトは「空のキャンバスを使用して開始」がおすすめです。

レスポンシブ・タブレットPCのサイズ・電話のサイズの3種類からサイズを選択できます。

  • レスポンシブ:縦長画面と横長画面の両方対応できる
  • タブレットPCサイズ:横長の画面に対応できる
  • 電話のサイズ:縦長の画面に対応できる

個人的には初めて作るアプリは「タブレットPCのサイズ」が1番作りやすいと思います。だってPower Apps を編集する時って大体パソコン使いますし、パソコンは横長レイアウトですからね💦
縦長と横長どっちでの利用シーンが多いかで選んでください。

テンプレートの活用

Power Apps の編集画面で「新しい画面」をクリックすると、たくさんのテンプレートが用意されています。

使いたいものをクリックすると、新しい画面が追加されます。
まずどんなものが作れるのか知りたい!という方は色々クリックしてみると、イメージが湧きやすいと思います。
この2つは様々な業界のお客様から人気です(≧▽≦)
いやこのデザインだとちょっと💦という事もあるかもしれませんが、一部だけコピーして活用すると開発時間の短縮にもつながります。

  • 会議

  • カレンダー

プレビューとついているものはまだ試験段階で、動作が不安定なことがあります。実業務で利用する際には IT 管理部門と相談してくださいね(会社によってはプレビューの利用を禁止していることもあります)

プレビューの中ではこれがかわいくて好きです💛

学習方法

勉強する機会がなかなかない……という方の為に学習方法を明記しておきます。
Power Apps の左側のメニューに「学習」というものがあります。

ここには Microsoft Learn と呼ばれる公式のドキュメント類や Microsoft の製品チームのブログ、コミュニティなどのリンクがまとまっています。
エクスペリエンスレベルを「初級」でフィルタすると初心者用コンテンツが表示されますので、ぜひのぞいてみてください。

体系的に学習したいという方はコースタブに切り替えて、ご自身が学習したいテーマの「ラーニングパス」を探すのがおすすめです。

終わりに

いかがでしたか?
アプリ開発と聞くと思わず身構えてしまうかもしれませんが、Power Apps には自動生成機能がたくさんあります。これらの機能をうまく使って、ご自身の技術力を高めていってくださいね。
実は私、たまに Microsoft Learn を読んだり、検証したり……というイベントをやっています。もし1人ではちょっと💦という方がいましたら、ぜひ一緒にやりましょー!

https://happylowcode.connpass.com/

https://www.youtube.com/@HappyLowCode-xi5dn

それではごきげんよう♪

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