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【随時更新中】【初学者向け】AWSセルフペースラボのおすすめコースまとめ(VPC・EC2・ELB)

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はじめに

こんにちは!

この記事では私がAWS公式のセルフペースラボ(Self-paced Lab)に取り組む中で感じた事を元に、おすすめのコースやその理由、学ぶ順番などの内容を個人的にまとめていきます。

これからハンズオンに挑戦しようとしている方の参考になればと思います。

対象読者

  • AWSの学習をこれから始めようとしている方
  • ハンズオンでスキルを身につけたいけど、どのラボから始めるべきか迷っている方
  • セルフペースラボを活用して効率よく学びたい方

記事を読むメリット

  • セルフペースラボの効果的な学習順序が分かり、無駄なく取り組める
  • 実際に受講して良かったおすすめコースを知ることができる
  • ハンズオン形式での学習に不安がある方も、事前に内容のイメージができる

VPC(Virtual Private Cloud)

1. Introduction to Amazon Virtual Private Cloud (VPC) (日本語)

推奨する順番:1

AWSネットワークの基本であるVPCについて、ウィザード形式でシンプルな構成を作成しながら学べる入門コースです。

VPCの主要コンポーネント(VPC、サブネット、インターネットゲートウェイ、ルートテーブルなど)がどのように連携して動作するかを、手を動かしながら理解できます。

これからVPCを学びたい方が、最初に取り組むコースとして非常におすすめです。

2. Building Your First Amazon Virtual Private Cloud (VPC) (日本語)

推奨する順番:2

このコースでは、VPCウィザードを使わずに、VPCの構成要素をひとつひとつ手動で作成します。

構成手順を実際に操作することで、各リソースの関係性や仕組みをより深く理解できるのが特徴です。

前のコース「Introduction to Amazon Virtual Private Cloud (VPC)」で基礎を押さえた後に、次のステップとして効果的です。

3. Configuring and Deploying Amazon VPC for a 3-tier Web App (日本語)

推奨する順番:3

このコースでは、VPCを使って「3層構成(Web層・アプリケーション層・DB層)」のWebアプリケーションを構築する流れを体験できます。

前のコース「Building Your First Amazon VPC」で基本操作に慣れた後に取り組むと、より理解が深まります。

4. Controlling the Network (日本語)

推奨する順番:4

このコースでは、VPC内での通信を制御する仕組みとして「セキュリティグループ」「ネットワークACL(NACL)」を学べます。

さらに、「VPCフローログ」を使ってネットワークトラフィックを可視化し、それをCloudWatch Logsへ送るところまで体験できます。

VPCネットワークをセキュアに設計・運用するために欠かせない知識を、実際に手を動かして体験する事ができるため、基本を学んだ後のステップとしてオススメです。

5. Managing Access to Amazon S3 Resources with Amazon VPC Endpoints (日本語)

推奨する順番:5

このコースでは、VPCからAmazon S3にアクセスするために「VPCエンドポイント(ゲートウェイ型)」を利用する方法を学べます。

VPCエンドポイントを使えば、インターネットを経由せずにAWSサービスとセキュアに通信できるようになります。
これは、セキュリティ要件の高いシステム設計では重要なポイントです。

さらにNATゲートウェイやインターネットゲートウェイを使わずに済むため、コスト削減にもつながる場合があります。

実務でも扱う場面が多い機能だと思いますので、VPCの学習を一通り終えた後のまとめとして取り組むのがオススメです。

2. EC2

1. Introduction to Amazon EC2 (日本語)

推奨する順番:1

ECC2周りの基本的な操作が一通り紹介されているため、EC2について学ぶ際に最初に手を付けるのがおすすめです。

2. Launching Amazon EC2 Instances (日本語)

推奨する順番:2

こちらのコースも、EC2の起動や設定に関する基本操作を扱っています。

前の「Introduction to Amazon EC2 (日本語)」と内容がやや重複しますが、操作の復習や理解の定着として有効です。

1つ目のコースでEC2に慣れた後に、続けて実施するのがオススメです。

3. EC2 Instance Rightsizing (日本語)

推奨する順番:3

このコースでは、Systems Manager(SSM)を使ったEC2へのコマンド実行や、CloudWatchアラームによるパフォーマンス監視などを体験できます。

さらに、収集したメトリクスをもとに、インスタンスタイプの最適化(Rightsizing)を行う構成も学べます。

SSMやCloudWatchといった周辺サービスとの連携方法も学べるため、EC2の基本操作を学んだ後に実運用を意識した学習をしたい方におすすめです。

4. Introduction to Amazon EC2 Auto Scaling

推奨する順番:4

Auto Scalingの基本的な機能について学べるコースです。
EC2を使った構成を考える上で、実務でも登場頻度が高い機能なのでオススメです。

5. Introduction to Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) (日本語)

推奨する順番:5

このコースでは、EC2インスタンスにアタッチするストレージのEBS(Elastic Block Store)について学びます。

EBSボリュームの作成・アタッチ・マウントといった一連の操作を体験できるため、EC2との組み合わせで使う場面を想定しながら学ぶことが可能です。

Linuxの基本操作(コマンドラインでのディレクトリ移動やマウント)に少し慣れておくと、よりスムーズに進められます。

3. ELB

1. Working with Elastic Load Balancing (日本語)

推奨する順番:1

ALBの基本的な操作について学べるハンズオンです。
ALBは実務でも使う場面が多いと思いますのでオススメです。

2. Introduction to Elastic Load Balancing (日本語)

推奨する順番:2

こちらはNLBの基本的な操作について学べるハンズオンです。
目安時間が45分程度なので、サクッと終わります。

3. Troubleshooting Website Reachability behind a Load Balancer (日本語版)

推奨する順番:3

このコースでは、ロードバランサーの背後にあるWebページにアクセスできない場合のトラブルシューティングを体験できます。

インターネットゲートウェイ、NATゲートウェイ、ALB、EC2などを使ったマルチAZ構成が自動で構築され、その環境内でアクセス障害の原因を調査・解決していきます。

VPC、EC2、ELBの基本を学んだ後に取り組むと、AWS構成全体を俯瞰して理解する力や、トラブル対応力を養うことができます。

また、ラボ完了後に構成図とマネジメントコンソールを見比べながら、通信の流れを復習すると理解がより深まります。

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